インフルエンザにご用心

インフルエンザは、主に感染している人の咳やくしゃみの際に口から発生する小さな水滴(飛沫)を吸い込むことで感染します。
そのため、飛沫を浴びないようにすればインフルエンザに感染する機会は大きく減少します。
予防のために、うがいや手洗い、マスクの着用などを心がけるようにしましょう。
また、38度以上の発熱や咳、のどの痛み、全身倦怠感のや関節の痛みなどの全身症状がみられる場合は、早めに医療機関を受診しましょう。

インフルエンザとかぜの違い

普通のかぜは、のどの痛み、鼻水、くしゃみや咳などの症状が中心で、熱もインフルエンザほど高くなく、重症化することはありません。

一方、インフルエンザは38度以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛など全身の症状が突然現れます。
併せて普通のかぜと同じようにのどの痛み、鼻水、咳などの症状も見られます。
小児ではまれに急性脳症を、高齢者や免疫力の低下している人では、肺炎を併発する等、重症になることがあります。

インフルエンザの予防

1 予防接種

接種してから免疫ができるまで、3~4週間かかるとされていますので、流行前に接種するのが効果的です。
予防接種により、かかったとしても重症化防止に効果があるとされています。

2 うがい・手洗い

うがい・手洗いは、インフルエンザに限らず感染予防の基本です。
外から帰ったときなど、水道水でうがいし、流水・石けんで手洗いをしましょう。
インフルエンザウイルスはアルコールによる消毒の効果が高いため、アルコール製剤による手指衛生も効果があります。

3 適度な湿度の保持

乾燥により、のどや鼻の粘膜の防御機能が低下し、インフルエンザにかかりやすくなります。
室内では、加湿器などを使用して湿度50~60%を目安にして換気を忘れずに行いましょう。
また、冬でもこまめな水分の摂取を心がけましょう。

4 十分な休養とバランスのとれた栄養摂取

睡眠不足からくる疲れとストレスは、免疫の働きを弱めてしまうため、日ごろから十分な休養を取ることが大切です。
また、栄養の偏りや食べ過ぎ・飲み過ぎなどは体の調子を崩し、ウイルスに対する抵抗力を弱めてしまいます。
体の抵抗力を高めるために、バランスのとれた食事を心がけましょう。

5 人ごみや繁華街への外出を控える

ウイルスをもっている人の咳やくしゃみの飛沫を吸い込んでうつることが良くあります。
特に高齢者や妊婦、慢性疾患をお持ちのかた、疲労気味や睡眠不足のかたは、人ごみや繁華街への外出を控えましょう。
やむを得ず人ごみに入る可能性がある場合には、ある程度飛沫等を防ぐことができる不織布(ふしょくふ)製のマスクを着用することは一つの防衛策と考えられます。ただし、人ごみに入る時間は極力短くしましょう。

6 「咳エチケット」を心がけましょう

咳が出る場合には、他の人への感染を防ぐため、「咳エチケット」を心がけましょう。
  • マスクを着用しましょう。マスクを持っていない場合は、ティッシュや腕の内側などで口と鼻を覆い、他の人から顔をそむけて1m以上離れましょう。
  • 鼻汁・痰などを含んだティッシュはすぐにゴミ箱に捨て、 手のひらで咳やくしゃみを受け止めた時はすぐに手を洗いましょう。

インフルエンザにかかったら

  • 自分の身体を守り、他の人にうつさないために早めに医療機関を受診しましょう。
  • 安静・休養が大切です。特に睡眠は十分とってください。
  • 水分を十分に補給しましょう。お茶やスープなど飲みたい物で結構です。
  • 咳エチケットを守りましょう。
    咳やくしゃみがある時は、周りの人へうつさないように不織布製マスクを着用しましょう。
  • 無理をして、学校や職場などに行かないようにしましょう。
    薬を服用して解熱したとしてもウイルスを排出するといわれています。
    学校保健安全法施行規則では「発熱した後5日を経過し、かつ解熱した後、2日(幼児にあっては3日)を経過するまで」をインフルエンザによる出席停止期間としています。
    医師に相談してから出勤や登校をするようにしてください。

最終更新日:2019年09月25日



この情報に関するお問い合わせ先

福祉健康部:健康づくり課(保健センター)

電話番号:0465-47-0828


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