がん診療連携拠点病院 がん相談支援センター

がん登録について

全国がん登録

がん登録等の推進に関する法律(平成25年法律第111号。以下「法」という。)に基づき、日本の全ての病院及び指定された診療所で実施されています。がん(悪性新生物その他の政令で定める疾患)と診断されたすべての人のデータを、国で一つにまとめ、集計・分析・管理する仕組みです。

院内がん登録

国が指定するがん診療連携拠点病院(当院平成18年8月24日指定)を中心に実施されているもので、病院ごとのがん診療の状況を把握するための基礎データとなります。がんの診断・治療を受けた患者さんについて、がんの部位や組織型、治療内容(抗がん剤・手術・放射線など)、病期、受診経路、予後調査(生存確認調査)などに関する詳細な情報を登録して管理しています。
登録されたデータは病院におけるがん診療の質の向上・がん患者さんの支援を目指し活用されます。また、がん診療連携拠点病院では登録したデータを国立がん研究センターに提出しています。
国立がん研究センターでは全国の病院で行われたがん診療の状況を集計、分析し、その結果を「院内がん登録全国集計」「院内がん登録生存率集計」として公表しています。

個人情報の取扱い

がん登録の情報については、厚生労働省が定める「院内がん登録の実施に係る指針」において、登録情報は厳格に保護されなければならないとされており、当院では「小田原市立病院院内がん登録情報セキュリティ基本方針」を設け、がん登録の業務に従事する職員は、個人情報の取扱い及びデータの処理方法などについて、専門的な研修等を受けた者が担当し、個人情報の取扱いには十分に留意し業務を行っています。

院内がん登録全国集計データの二次利用と二次利用の拒否(オプトアウト)について

国立がん研究センターに提出された院内がん登録データは、保管及び報告書を作成するだけでなく、「医療の質向上」「医療の実態把握」などを目的に、研究データとして二次利用されます。
二次利用については拒否(オプトアウト)の申出ができますので、ご希望の方は、1階総合受付5番(がん相談支援センター)窓口にお声かけをお願いいたします。
がん登録対象者:当院において、下記の診断・経過観察を含む治療などを行った患者さん
※一部の臓器では、その重要性から良性腫瘍も登録対象となっています。
・悪性新生物【癌腫・肉腫・造血器腫瘍(白血病・悪性リンパ腫)】
・上皮内がん
・消化管間質腫瘍(GIST)
・脳腫瘍(悪性および良性)、脊髄腫瘍(中枢神経系に発生したもの)
・卵巣の境界悪性腫瘍(国に指定された組織型)
・子宮頚部の高度異形成CINⅢ、SMILE、虫垂のLAMNなど
なお、セカンドオピニオン受診・検査機器の共同利用紹介のみの患者さんは登録対象外となります。

第3回 患者体験調査 ご協力のお願い

当院は、厚生労働省から委託を受けた国立がん研究センターから依頼され、がん対策推進基本計画の一環として、国のがん対策の効果や進捗を知るためのアンケート調査「患者体験調査」に協力しています。
お手数おかけしますが、皆様のところに調査票が届きましたら、ご協力をお願いいたします。

院内がん登録集計結果


小田原市立病院

〒250-8558 神奈川県小田原市久野46番地 電話:0465‐34‐3175ファックス:0465‐34‐3179

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