臨床工学科
臨床工学技士の業務
臨床工学技士は、医療機器の専門家として、患者さんに使用する生命維持管理装置を点検し安全に操作する役割を担っています。
【血液浄化部門】
血液内の老廃物や水分を除去する治療で、維持透析患者の入院時透析や緊急透析の施行、それらに対応するための機器の操作や点検を行っています。
【心臓血管カテーテル部門】
様々な心疾患の検査や治療を行う心臓血管カテーテルや、アブレーションやペースメーカといった不整脈治療等に使用する機械を操作したり、治療中の患者さんの状態を記録・監視しています。
【手術室部門】
手術中に心臓や肺の機能を代行する「人工心肺装置」の操作や点検、手術支援ロボット「ダヴィンチ」で使用する様々な機器の配置や接続を行っています。その他にも手術室で使用されている機器のトラブル対応もしています。
【ME 機器管理部門】
病院内で使用している人工呼吸器や除細動器などが安全に使用できるよう保守点検を行っています。
専門・認定の資格取得状況
4学会対外循環技術認定士 1名
呼吸療法認定士 1名
透析技術認定士 3名
呼吸療法認定士 1名
透析技術認定士 3名
トピックス
2024年1月より手術支援ロボット「ダヴィンチ」が導入され、臨床工学技士は準備や設定、ドレーピングの補助などを行い円滑に手術ができるよう貢献しています。それに伴い、内視鏡などの映像システムを使用する手術にも積極的に立ち会いトラブル対応や機器の操作を行うようになりました。今後もチーム医療の一員として他の医療スタッフと協力して安全な治療を提供できるよう努めます。
病院見学
臨床工学科では、病院見学を実施していますので、ご希望される方は、病院見学案内ページをご覧ください。