臨床指標
医療の質を示す指標
日本医療機能評価機構の「医療の質可視化プロジェクト」の指標を参考に計測しています。
1-1 入院患者の転倒・転落発生率
解説
入院中の患者の転倒やベッドからの転落は少なくありません。原因としては、入院という環境の変化によるものや疾患そのもの、治療・手術などによる身体的なものなどさまざまなものがあります。
転倒・転落の指標としては、転倒・転落によって患者に傷害が発生した率と、患者への傷害に至らなかった転倒・転落事例の発生率との両者を指標とすることに意味があります。転倒・転落による傷害発生事例の件数は少なくても、それより多く発生している傷害に至らなかった事例もあわせて報告して発生件数を追跡するとともに、それらの事例を分析することで、より転倒・転落発生要因を特定しやすくなります。こうした事例分析から導かれた予防策を実施して転倒・転落発生リスクを低減していく取り組みが、転倒による傷害予防につながります。
転倒・転落の指標としては、転倒・転落によって患者に傷害が発生した率と、患者への傷害に至らなかった転倒・転落事例の発生率との両者を指標とすることに意味があります。転倒・転落による傷害発生事例の件数は少なくても、それより多く発生している傷害に至らなかった事例もあわせて報告して発生件数を追跡するとともに、それらの事例を分析することで、より転倒・転落発生要因を特定しやすくなります。こうした事例分析から導かれた予防策を実施して転倒・転落発生リスクを低減していく取り組みが、転倒による傷害予防につながります。
計測値
令和4年度 1.68(‰)
計算式
計測値(‰)= 入院患者に発生した転倒・転落件数×1000
入院患者延べ数
入院患者延べ数
参考値
時期 | 2021年度 | 2022年度 |
施設数 | 293 | 296 |
中央値 | 2.51‰ | 2.56‰ |
参照元:
1-2 入院患者での転倒転落によるインシデント影響度分類レベル3b以上の発生率
解説
入院中の患者の転落やベッドからの転落は少なくありません。原因としては、入院という環境の変化によるものや疾患そのもの、治療・手術などによる身体的なものなどさまざまなものがあります。
転倒・転落の指標としては、転倒・転落によって患者に傷害が発生した率と、患者への傷害に至らなかった転倒・転落事例の発生率との両者を指標とすることに意味があります。転倒・転落による傷害発生事例の件数は少なくても、それより多く発生している傷害に至らなかった事例もあわせて報告して発生件数を追跡するとともに、それらの事例を分析することで、より転倒・転落発生原因を特定しやすくなります。こうした事例分析から導かれた予防策を実施して転倒・転落発生リスクを低減していく取り組みが、転倒による傷害予防につながります。
転倒・転落の指標としては、転倒・転落によって患者に傷害が発生した率と、患者への傷害に至らなかった転倒・転落事例の発生率との両者を指標とすることに意味があります。転倒・転落による傷害発生事例の件数は少なくても、それより多く発生している傷害に至らなかった事例もあわせて報告して発生件数を追跡するとともに、それらの事例を分析することで、より転倒・転落発生原因を特定しやすくなります。こうした事例分析から導かれた予防策を実施して転倒・転落発生リスクを低減していく取り組みが、転倒による傷害予防につながります。
計測値
令和4年度 0.03(‰)
計算式
計測値(‰)= 入院患者に発生したインシデント影響度分類レベル3b以上の転倒・転落件数 ×1000
入院患者延べ数
入院患者延べ数
参考値
時期 | 2021年度 | 2022年度 |
施設数 | 293 | 296 |
中央値 | 0.05‰ | 0.05‰ |
参照元:
1-3 リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率
解説
周術期の肺血栓塞栓症の予防行為の実施は、発生率を下げることにつながる。
計測値
令和4年度 91.4%
計算式
計測値(%)= 分母のうち、肺血栓塞栓症の予防対策が実施された患者数×100
肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが「中」以上の手術を施行した退院患者数
肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが「中」以上の手術を施行した退院患者数
参考値
時期 | ― |
施設数 | ― |
中央値 | ― |
2-1 血液培養2セット実施率
解説
広域抗菌薬を使用する際、投与開始時に血液培養検査を行うことは、望ましいプラクティスとなります。また、血液培養は1セットのみの場合の偽陽性による過剰治療を防ぐため、2セット以上行うことが推奨されています。2014年度診療報酬改定から、血液を2か所以上から採取した場合に限り、2回算定できるようになっています。
計測値
令和4年度 83.7(%)
計算式
計測値(‰)= 血液培養オーダが1日に2件以上ある日数 ×100
血液培養オーダ日数
血液培養オーダ日数
参考値
時期 | 2021年度 | 2022年度 |
施設数 | 314 | 305 |
中央値 | 81.2% | 83.4% |
参照元:
2-2 広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率
解説
近年、多剤耐性アシネトバクター属菌や、幅広い菌種に効果を有するカルバペネム系抗菌薬に耐性のある腸内細菌科細菌など、新たな抗菌薬耐性菌(以下、耐性菌)が出現し、難治症例が増加していることが世界的な問題となっています。不適切な抗菌薬の使用は、耐性菌の発生や蔓延の原因になることから、各医療機関において抗菌薬適性使用支援チーム(Antimicrobial Stewardship Team : AST)を組織するなど、抗菌薬適正使用を推進する取り組みが求められます。抗菌薬適性使用の鍵を握るのは正確な微生物学的診断であり、抗菌薬投与前の適切な検体採取と培養検査が必要です。
計測値
令和4年度 82.1(%)
計算式
計測値(%)= 分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日まで間に細菌培養同定検査が実施された患者数 ×100
広域スペクトルの抗菌薬が処方された退院患者数
広域スペクトルの抗菌薬が処方された退院患者数
参考値
時期 | 2021年度 | 2022年度 |
施設数 | 114 | 114 |
中央値 | 81.8% | 81.5% |
解説
参照元:
2-3 手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与率
解説
現在、細菌感染を起こしていないが、手術後の感染をできるだけ防ぐために、抗生物質をあらかじめ投与することを予防的抗菌薬投与といいます。
開胸、開腹を伴う手術等は、手術開始前に抗菌薬を点滴などで投与することにより、手術後の感染を抑えることが期待されています。
開胸、開腹を伴う手術等は、手術開始前に抗菌薬を点滴などで投与することにより、手術後の感染を抑えることが期待されています。
実績値
令和4年度 77.8(%)
※局所麻酔を除いた場合 99.5(%)
※局所麻酔を除いた場合 99.5(%)
計算式
計測値(%)= 分母のうち、手術開始前1時間以内に予防的抗菌薬が投与開始された手術件数 ×100
手術室で行った手術件数
手術室で行った手術件数
参考値
時期 | 2021年度 | 2022年度 |
施設数 | 122 | 118 |
中央値 | 82.8% | 82.4% |
参照元:
病院指標
病院指標とは、厚生労働者が定める「病院情報の公表の集計条件等」により、自院ホームページ等での公表を求めている各種指標のことです。現在、以下の1~7の集計項目があります。
1.年齢階級別退院患者数
2.診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
3.初発の5大癌のUICC病期分類別ならびに再発患者数
4.成人市中肺炎の重症度別患者数等
5.脳梗塞の患者数等
6.診療科別主要手術別患者数等
7.その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
1.年齢階級別退院患者数
2.診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
3.初発の5大癌のUICC病期分類別ならびに再発患者数
4.成人市中肺炎の重症度別患者数等
5.脳梗塞の患者数等
6.診療科別主要手術別患者数等
7.その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
この情報に関するお問い合わせ先
病院管理局:経営管理課
電話番号:0465-34-3175