特色ある医療内容
1.急性冠症候群に対する初期加療
突然発症し、致命的となりうる急性冠症候群(急性心筋梗塞、不安定狭心症)を救命救急センターの開設に伴い、積極的に受け入れ、迅速に心臓カテーテル検査及びステント治療を行っております。
2. 胸痛を訴える症例の診断
外来でトレッドミル運動負荷試験や核医学検査をおこない、最終診断には短期入院の上、心血管造影を施行し治療方針を決定します。また最近保険適応とされた再狭窄抑制のための薬物溶出型冠動脈ステントによる最新の冠動脈形成術を行います。

3. 原因の特定が困難な心不全、心筋疾患の診断・治療
心臓カテーテル法を行い、原因、病態を判定し、新たな強心薬やβ遮断薬などの薬物療法を始め、心臓再同期療法(Cardiac Resynchronaization therapy:両心室ペーシング)など先端医療も実践しています。
4. 心房粗細動や頻脈発作の症例に対して薬物治療やカテーテル焼灼術による治療を行い、また洞不全症候群に代表される徐脈性不整脈にはペースメーカー植込み術を、致死的不整脈に対してはICD(植込み型除細動器)植込み術を行っています。
5. その他緊急処置を要する胸腹部大動脈瘤や解離例に対しては、心臓血管外科と緊密な連携のもと、チーム医療を行っています。