各種心電図検査
心電図検査
- 心電図検査とは、心臓の電気的な活動を波形として表したものです。
- 身体に電気を流したり、痛みを伴うようなことはありません。
- 仰向けに寝ていただき、両手首・足首、胸部(6箇所)に計10個の電極を取り付けて検査をします。
- 身体の力を抜いて、動かず楽にしていて下さい。2〜3分で検査終了です。
- 不整脈や狭心症・心筋梗塞等、心疾患の診断に役立ちます。また、動悸、脈の乱れ、失神発作、めまい、胸痛、胸部圧迫感等の症状の方に有益です。

Holter(ホルター)心電図検査
- Holter心電図とは、日常生活中の約24時間にわたる心電図を小型の携帯型心電計(名刺サイズ)で記録する検査です。
- 胸に5箇所電極を取り付け、携帯型心電計を腰にベルトで装着します。(装着時間は15分程です。)装着後帰宅し、翌日の同時刻頃に機械を外しに来院してもらいます。
- 心電計には心電図以外の情報が記録されませんので、検査中の行動や自覚症状を記録用紙に記入していただきます。この記録は、検査の解析や診断の参考となります。
- 検査中は入浴できませんが、その他はほとんど日常生活に支障はありません。(体を拭いていただくことは可能です。)
- 上記心電図検査同様、身体に電気を流したり、痛みを伴うようなことはありません。
- 病院での短時間の心電図検査では分からない不整脈検査や狭心症の診断に用いられます。また、動悸や胸痛などの症状が出現した時の心電図変化を捉えるのに有効です。
自律神経機能(心電図R-R間隔)検査
- 心周期(R-R間隔)は自律神経系の活動に応じて変化します。この心拍変動を解析することによって、自律神経機能障害や異常等の検出の指標となります。
- 上記心電図検査同様の検査方法で、100心拍数中の心拍変動を調べ、解析していきます。