県西地域初 脳神経外科に外視鏡を導入
画像提供:オリンパスマーケティング株式会社
小田原市立病院では、より安全に、高度な治療を提供するため、県西地域初の外視鏡「ORBEYE」を導入しました。「外視鏡」は、患者さんの「外側」から術野を撮影する医療機器です。小型カメラの映像を大画面の4Kモニターに映し、3Dメガネによって映像を立体的にします。
脳神経外科の手術
脳神経外科の手術は一般的に長時間に及びます。また、脳の血管は非常に細く、顕微鏡の接眼レンズを覗き込み、拡大した術野を見ながら手術を行う必要があります。そのため手術部位によっては、術者も患者さんも長時間複雑な体勢をとり、顕微鏡で術野を見られるように合わせなくてはなりません。
外視鏡の特徴
患者さんの手術に伴う負担を軽減します
外視鏡はコンパクトな機器のためセッティングがしやすく、手術時間を短縮できます。また、小型カメラで可動域が広いため、患者さんが無理な姿勢をとらずに手術を受けていただけるので、合併症リスクの軽減が期待されます。
手術しやすい環境で安全性を高めます
従前の手術は顕微鏡の接眼レンズを覗き込むため、顕微鏡が見れる体勢をとったうえで、術者と助手しか術野を見ることができませんでした。外視鏡は4K大型モニターで拡大した大画面3D映像を手術しやすい体勢で手術チームと共有して見ることができるため、より安全な手術が可能です。また、特殊光観察機能により腫瘍の識別も可能です。
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