安全管理に関する委員会活動
安全管理委員会
各部門の責任者で構成される医療安全の中心となる委員会です。毎月、各部会・医療安全管理室からの報告を受け、医療安全に関する事柄の評価・分析を行い、対策や具体的方向性について検討します。重大事故発生時には臨時で召集され、早期の対応をします。
医療安全管理室
安全管理委員長(病院副院長)、専従の安全管理者(リスクマネージャー)、の他、院長に指名された各部門の代表者21名で構成されています。安全管理委員会と連携しながら、およそ週に1回会議を持ち(安全管理カンファレンス)、医療安全確保のため、業務改善、環境の見直し、研修会の企画運営等を行う、より実践的な部会です。
褥瘡対策部会
皮膚科医師を部会長とし、皮膚・排泄ケア認定看護師が中心となって患者様の褥瘡予防、早期回復に取り組んでいます。月2回褥瘡回診を行い、患者さま個々に合った対策を立てています。また、勉強会・症例検討会も行い知識・技術の向上に努めています。
転倒対策部会
整形外科医師を部会長とし、看護部のほか、リハビリテーション科、薬剤科、放射線科、事務部門などあらゆる側面から患者様の転倒・転落予防に取り組んでいます。患者様にとって病院という慣れない環境で転倒を予防していくか、また、患者様ご自身でも転ばないように工夫していただくなどが課題です。
誤薬防止対策部会
薬剤科長を部会長とし、医師、看護師、薬剤師、事務職員で、院内の報告のうち最多数を占める薬剤のインシデントを検討・対策し、予防に努めています。近年はジェネリックに関する事故も増えてきており、院外処方薬局との連携にも努めています。
医療器機管理部会
病院副院長(安全管理委員長)を部会長とし、人工呼吸器や輸液ポンプなどの医療機器の安全使用を目的として活動しています。手順書の作成、研修の実施、臨床の場で多く使用される医療機器の点検整備、事故防止の具体的方法の検討が主な内容です。医療機器を適切に使用することにより患者様に安全な医療を提供することができます。
リスクマネジメント委員会
看護部の安全管理に関する委員会です。各単位の看護師長がリスクマネージャーとして各病棟や外来でのインシデントの共有をし、看護の視点からいかに患者さまの安全を確保するか具体的に検討します。月1回委員会を開き、ラウンドチェックの実施やマニュアル遵守をどのようにしていくかなど話し合います。
安全対策推進部会
看護部の安全に関する委員会です。各単位1名の看護師が出席して月1回の委員会を行います。委員会の中ではグループに分かれて「誤薬防止」「転倒対策」「窒息、誤嚥予防対策」「肺血栓寒栓症対策」などと集中的に活動を行います。その他にも、それぞれの部署でのインシデント事例など紹介し共有を図ることで事故予防につなげます。委員はそれぞれの部署で安全に関し中心的役割を担うという安全推進の実戦部隊です。