市長の日記

市長の日記

2025年06月16日(月)

ラグビーフットボール協会、認知症をにんちしよう会 ほか

 14日から15日にかけての大雨が過ぎ去り、空気は一気に夏へと衣替えした感があります。天気予報では、ここからしばらく傘マークのない日がズラリと並び「梅雨の中休み」と表現されていますが、私の感覚としては、5月中旬から既に梅雨入りしており、ここで梅雨が明けたのでは?という気もします。いずれにしても、今年も長く暑い夏となりそうです。

 週末、諸行事が続きました。
 14日は、「第4回小田原城紫陽花杯・(株)トープラ・ピタットハウス争奪 湘南親善学童軟式野球リーグ大会」の開会式が、小田原球場にて行われました。湘南から県西にかけての地域から46ものチームが参加する大きな大会で、会長を務める(株)トープラの大滝社長のご尽力に敬意を表します。開会式後の始球式では、急遽バッターに指名されましたので、大勢の選手たちに囲まれる中、思い切りバットを振りました。元気な野球少年の姿を見ながら、私が小学生の頃まだ長嶋・王両氏が現役で活躍する試合を後楽園球場で観戦、将来の夢はプロ野球選手と言っていた頃のことを思い出しました。
 同日夕刻より、ミナカコンベンションホールにて、小田原市ラグビーフットボール協会の創立10周年記念式典に参加させて頂きました。2015年、ラグビーW杯イングランド大会で、日本代表が南アフリカに勝利し、2019年日本大会で日本代表が初のベスト8へ勝ち上がるに至って、日本におけるラグビー熱は一気に高まりました。そうした流れと軌を一にするように、小田原では協会が発足。小田原ラグビースクールを通じ、多くの子どもたちにラグビーの技と心を伝えてこられた活動を中心に、城山陸上競技場での様々なレベルのラグビーの大会や試合の招致・開催など、小田原が「ラグビーを愛するまち」となっていく上で大きな役割を果たして頂いていることに、感謝をお伝えしました。
 15日、小田原アリーナ周辺にて第17回おだわらキッズマラソン大会が開催されました。朝まで時折横殴りの雨が降るような天候でしたが、アリーナには1500人を超える参加者と保護者の皆さんが集結し、たいへん賑やかに。私は親子参加のコースにてスターターを務めさせて頂きました。まだ小雨が降る中でしたが、お父さん・お母さんと一緒に子どもたちは元気にスタート。
 日中は、生涯学習センターけやきで開催された「認知症フォーラム2025」に参加。今回は、若年性認知症の当事者である丹野智文さんを講師にお招きし、午前中は丹野さんにまつわる実話を映画化した「オレンジランプ」の上映、午後は丹野さんの講演と、地域で認知症の人たちを支える活動に取り組む皆さんによるトークセッション。私も全てのプログラムに参加させて頂きました。
 自動車販売会社でトップセールスマンとして活躍していた丹野さんは、39歳で「若年性アルツハイマー型認知症」との診断を受け、以後不安や苦しみの日々を過ごされますが、ご家族や職場の理解とサポートにより、生活や仕事での課題も克服。今は、認知症当事者のネットワークを主宰され、当事者として認知症への理解とサポートを進めるための活動に奔走されています。丹野さんからは、「安心して認知症になれる小田原市に!」とのメッセージ。今回の主催者である、多職種連携でこのテーマに取り組んで10年となる「認知症をにんちしよう会」のような皆さんがいる当地域なら、きっとそれは実現できると思えたフォーラムでした。  

2025/06/16 10:21 | 未分類

 

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