市長の日記

市長の日記

2025年09月10日(水)

敬老行事始まる、ビエンナーレ ほか

 7日、網一色地区敬老会に参加しました。今シーズン最初の敬老行事訪問となります。9月に入ったとは言え、まだ日中はたいへん暑い中、近くの交差点では地区の皆さん方が案内に立たれ、高齢者の皆さんを安全に会場へと誘導されていました。会場となった網一色公民館では、例年よりも空席が目立ち、参加される方の減少が窺えました。
 小田原市の今年度の敬老行事概要によりますと、何らかの敬老行事を行う地区が147、そのうち網一色のように公民館などに集って敬老会を催す地区は45、率にして3割ほどとなっています。コロナ禍を経て、対象者を集めて敬老会形式で行う地区が激減しています。さらに、厳しすぎる残暑の中、空調設備のない小学校体育館などでは実施が困難として開催を見送る地区も。結果、多くの地区では対象者に敬老祝品を配布するなどの活動となっています。市長などにお招きを頂く敬老会も大幅に減り、以前は毎シーズン50カ所ほどのご案内があり、市長・両副市長・教育長らで分担してなんとか伺っていたものですが、今シーズンは12カ所となり、公務で都合のつかない2カ所を除き、私がお訪ねする予定。敬老行事も様変わりしており、仕方のない面もありますが、少し寂しい気もします。
網一色地区敬老会にてご挨拶網一色地区敬老会にてご挨拶
 午後は三の丸ホールへ。現代美術展小田原ビエンナーレ2025の作品群を拝見しました。展示室やギャラリー回廊での各種作品展示やインスタレーションはいずれも見応えがあり、出品されている作家の皆さんの着想や感性が光っていました。このビエンナーレは2013年から行われており、瀬戸内や越後妻有の芸術祭のように華々しくはないものの、地道にその歩みを重ねられており、実行委員会の皆さんによる息の長い丁寧な活動に敬意を表します。在廊されている作家さんたちとの静かな語らいも楽しみの一つです。この日は、ツノダ画廊、小田原駅東口図書館、UMECOでも作品が展示されていました。作品が入れ替わる今週末も再訪する予定です。
小田原ビエンナーレ2025の会場にて(三の丸ホール)小田原ビエンナーレ2025の会場にて(三の丸ホール)
小田原ビエンナーレ2025の会場にて(ツノダ画廊)小田原ビエンナーレ2025の会場にて(ツノダ画廊)
 同じく三の丸ホールでは、シンフォニエッタ湘南の第3回定期演奏会「ダブルデュオ・コンサート」を拝聴。この団体では、小田原を含め地元にゆかりのある実力派の若手音楽家の皆さんが出演する演奏会を定期的に手がけておられます。今回は、中根希子さん(ピアノ)と白井彩さん(チェロ)、鈴木祟弘さん(バストロンボーン)と城綾乃さん(ピアノ)、という、いずれも東京藝大ご出身の2組のデュオによるステージ。意欲的な取り組みであり、ラフマニノフの大曲やバストロンボーンのソロ演奏などもあって、聴き応えのあるコンサートでした。
「ダブルデュオ・コンサート」開演前のご挨拶「ダブルデュオ・コンサート」開演前のご挨拶
​​​​​​​ 夜は、松田町へ。本山博幸町長が4選を果たされ、そのお祝いに駆けつけました。ご自身が掲げられていた多選自粛を超えての4期目出馬、新松田駅周辺を巡る再開発への様々な町民感情など、決して順風ではなかった今回の町長選挙でしたが、僅差ながら4期目への信任を得られました。私心なく果敢に町政を前に進めてこられた本山町長。県西地域2市8町のチームワークにとっても本山町長は大事な存在です。引き続き連携を深めながら、この地域圏の未来に向け共に歩みを進めていきたいと思います。
本山博幸・松田町長の当選後に、事務所を訪問本山博幸・松田町長の当選後に、事務所を訪問

2025/09/10 13:09 | 未分類

 

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