25日・26日、雨がちな週末となり、気温も低めでしたが、各地での諸行事では交流が進みました。
 
 25日、県西地域の経済を底支えしてきた「さがみ信用金庫」が創立100周年を迎え、記念式典が湯本富士屋ホテルにて開催されました。関東大震災からの復興を強く願う創設者たちによって立ち上がり、複数の信用金庫との合併を経て、1992年に「さがみ信用金庫」が誕生。地域に根ざす中小企業の金融支援はもとより、文化・芸術振興、環境保全、青少年育成、スポーツ振興など、幅広い分野に貢献され、「地域との共生」という理念を実践されてきました。また、100周年という節目に、営業エリアである県西地域3市9町に対し「地域の未来を創る子どもたちの支援に活用して下さい」との趣旨で、多額のご寄付を頂きました。3市9町を代表して私からお祝いと感謝を述べ、これからも更なる連携やご協力をお願いしました。
 先週の伊豆箱根鉄道大雄山線に続き、地元企業の100周年記念。こうした地域密着の老舗企業の存在が、この地域の暮らしと経済を支えて下さっていること、本当にありがたいと感じています。
 さがみ信用金庫100周年記念事業にて、多額のご寄付への謝辞
さがみ信用金庫100周年記念事業にて、多額のご寄付への謝辞 
                 
                
                
                
                 26日は朝から小田原市水産市場へ。第11回目となる「小田原あじ・地魚まつり2025」が開催されました。小田原経済の屋台骨である水産業を支える3団体(買受人組合、魚市場、漁業協同組合)の緊密な連携によって毎年開催されており、この日も水揚げされたばかりの豊富な地魚の即売を中心に、相模湾クルーズ船の入港、手作り寿司体験、マグロの解体ショーなど、盛りだくさんの内容。ここ数日は定置網での漁獲がすこぶる好調で、ソウダガツオ、イサキ、カンパチ、カマスなどが連日10~20tレベルで揚がっています。この日解体されたキハダマグロは数日前に定置に入ったもの。小田原の水産の豊かさを感じて頂けるイベントになったと思います。
                 
                 
                
                
                
                 雨の日曜となった中でしたが、幾つかの健民祭は体育館を使うなどしてしっかり開催されました。
 山王網一色地区では、ここ数年山王小学校の体育館を使っての開催が定着。天候に左右されることなく、また体育館の中でコミュニケーションも取りやすいことなどを利点に、多世代の住民の交流が深まるようなプログラムで構成。とても和やかな雰囲気でした。お隣の足柄地区では、雨で町田小学校のグラウンドが使えませんでしたが、悪天候を予想しあらかじめ体育館での実施も準備。加えて、昨年までは選手集めの苦労から自由参加のレクリエーション形式だったものが、今年から再び地区対抗形式に戻し、各地区が競い合うスタイルが復活。体育館の中で、大いに盛り上がっていました。
                 
                 
                
                
                
                 三の丸ホールで開催されていた小田原市民書道展では、この日各賞の授賞式が行われました。今年で76回という歴史を刻んできた書道展。近年は他の分野と同様に、出品数の減少や会員の高齢化などが課題となっていましたが、ここ最近は高校生の出品数の増加や、これまで参加していなかった書道会からの出品などもあり、書道展が充実してきているとのこと。この日受賞された方々の中には高校生も多く、これからの小田原書道界に明るい兆しが出てきています。栁下教育長からは「小田原を『書道のまち』にしていきましょう」との提案も。