15日、庁内でのミーティングを済ませた後、埼玉県寄居町へ。オリックス資源循環(株)が運営する廃棄物処理施設を見学させて頂きました。埼玉県が整備した「彩の国資源循環工場」の一画に位置しており、複数企業の再資源化施設の中の一つとして稼働しています。
この施設は、国内で2例目の乾式メタン発酵施設で、5年前から稼働。生ごみのほか、紙ごみや剪定枝類なども含め、微生物の力で分解、発酵させる装置で、発生したバイオガスを発電に利用しています。ポリのごみ袋などに入った状態の一般ごみを袋ごと破砕し、目の粗い篩(ふるい)などを通して、メタン発酵が可能なごみだけを選別。細かく砕かれた状態で縦型のメタン発酵槽に投入され、微生物の働きで55℃まで熱を発し半月余りをかけて発酵、メタンガスを発生しつつ分解が進むという流れ。発酵後の残渣は燃料としての活用が想定されています。焼却というプロセスを経ないのでCO2の発生はありません。篩の過程で残ったプラなどのごみは集められ、近隣で運営されている溶融リサイクル施設で処理されます。
可燃ごみの中で、水分が多く3割ほどの重量を占める生ごみの処理は、収集段階で分別し堆肥化したり、下水汚泥と混淆・発酵させて液肥にしたりと、何通りかの処理・活用、循環の取り組みが各地で行われていますが、今回視察した「乾式メタン発酵」も新たな技術として注目されています。小田原市が今後進めるごみ処理の計画においても、研究すべき技術であると考えます。
オリックス資源循環(株)の乾式メタン発酵施設を訪問
寄居町から、日光市へ。毎年この時期に行われる、日光市主催の姉妹都市・友好都市との交流事業に参加させていただきました。
夕刻に日光市に到着、日光市の姉妹都市である八王子市、苫小牧市、そして日光市の皆さんと再会。翌16日には市内を視察。旧今市市、日光市、藤原町、足尾町、栗山村が2006年に合併して誕生した現在の日光市は、国内で3番目の広さ(約1,400㎢)がありますが、そのうち今回は中禅寺湖周辺と足尾を訪問。紅葉が始まった中禅寺湖では、英国大使館やイタリア大使館の別荘記念公園や復元された施設を見学。足尾では銅山の歴史などを詳しく展示した足尾銅山記念館をご案内頂き、壮大な事業であった足尾の銅山事業の全容に驚かされました。市街地に戻り、日光・八王子・苫小牧の姉妹都市盟約の絆である江戸時代の「千人同心」の墓碑、続いて日光市と小田原市の絆である二宮尊徳先生の墓所を、それぞれ交流行事参加者全員で参詣いたしました。
日光市の瀬髙市長、八王子市の初宿市長、苫小牧市の金澤市長、そして小田原市長が揃い、また各市の執行部だけでなく市議会議長らも一堂に会して、今後に向けて大いに交流を深めることができた訪問となりました。苫小牧市と小田原市の間には姉妹都市や友好都市といった関係はないのですが、こうして交流を深める中で、何らかの都市間連携が育っていくのではないかと期待しています。