市長の日記

市長の日記

2024年07月31日(水)

市内バスの状況、県政総合センターの皆さん ほか

 30日は、午後から市内のバス事業者2社を訪問。これから進む高齢化の中で免許返納者が増えること、公共交通の利用減少によりバス路線の維持が難しくなることなどを考えると、地域で暮らす市民の皆さんの日常的な移動の「足」となる公共交通の確保は、極めて重要な地域政策課題であり、全国各地で様々な取り組みが行われています。私のマニフェストにおいても、この地域交通の問題は明確に取り上げており、すでに小田原市で取り組んでいる政策に加えて、より恒常的な形での公共交通手段の確保を目指す考えです。
 その際、連携と協力が不可欠となるのが、小田原市内の公共交通を支えて頂いているバス事業者の皆さん。昨日はその中で、箱根登山バス本社と伊豆箱根バス小田原営業所を訪問、意見交換と今後への協力要請をさせて頂きました。
 両社のバス路線は、小田原市民にとってはなくてはならない生活の足。市民の利用頻度の高い路線がある一方で、乗車率が極めて低い路線もあり、かねてより市として公共交通の利用促進策を行っていますが、めぼしい成果には結びついていないのが現状。昨年度より始められた、バスチケットへの助成策である「おだチケ」も、利用者の満足度は高いものの、それでもニーズに応えられているとは言い難い状況です。
 市としては、松田町などが取り組んでいるAIオンデマンドバスの導入に向けた検討を始めていますが、誰もが使いやすい公共交通システムについて、今後バス事業者とも連携し、研究を進めていく予定です。両社とも、しっかりと連携していただく旨、お応えくださいました。
 それにしても、両社が口をそろえて仰っていたのは、バスの運転士不足の深刻さ。路線の維持・強化をしたくても、それがままならない現実があります。地域を挙げて協力していく必要を痛感しました。

 夕刻、神奈川県県西地域県政総合センターの柳瀬所長以下、幹部の皆さんがご来庁。神奈川県の令和6年度の予算の概要について、ご説明を頂きました。これは、私の就任が5月であり、通常は2月に県庁にて行われる県内各市長への予算概要説明会に出席できていないことへの配慮として、特別に設定してくださったものです。県と市は各種事業の執行において緊密な連携をとっており、予算においてもある意味役割分担しながら公共サービスを支えている関係ですので、相互にどのような予算組みをしているかの確認はとても重要。たいへん有難い機会でした。

 またこの日は、久しぶりに100歳長寿のお祝いに。東町の小澤コマさんをご自宅にお訪ねし、お祝い状と花束の贈呈をさせて頂きました。お元気そうで何よりでした!

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2024/07/31 16:23 | 未分類

2024年07月30日(火)

中部地方整備局へ要望活動

 29日は各地で40℃を超える暑さが観測されました。今日明日あたりまでが暑さのヤマだとは思いますが、それにしても35℃超えが当たり前になってしまった日本の夏。人間だけでなく農作物や生態系にも大きな影響を及ぼすことでしょう。自分たちの活動が原因で起きてしまった気候変動の中で、電気エネルギーを使うエアコンなしでは生きていけなくなってしまった人類。気候が穏やかになり、自然の風の中で生きていけるようになる日が戻って来ることを願いますが・・・

​​​​​​​ 29日は、朝一番で下曽我小学校同窓会の皆さんからご寄付を頂きました。下曽我小学校創立100年を記念しての、授業で使う大型モニター7台のご寄贈で、すでに小学校に設置されたとのこと。同窓会長の片野さんにお礼をお伝えするとともに、農業者の減少などが進む下曽我地域の今後に向けた意見交換などもさせて頂きました。

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2024/07/30 10:10 | 未分類

2024年07月29日(月)

体験学習、委員委嘱、優良工事表彰 ほか

 この週末も酷暑が続きました。27日早朝、この日から2泊3日の日程で行われる「非日常型体験学習いろりの里in大平宿」に参加する市内小学校5~6年生たちの見送りに参加。大平宿は長野県飯田市の山中の旧街道沿いにある廃村で、かつての農家の建物などがそのまま存置されており、宿泊研修や各種体験活動に使われています。電気と水道だけが残されており、竈や囲炉裏での煮炊き、薪で沸かすお風呂など、普段味わえない生活の中で暮らす体験ができます。市内各小学校から集まった35名の小学生と、サポーターの皆さんによる2泊3日のプログラム。子どもたちは逞しくなって帰ってくることでしょう。

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2024/07/29 12:50 | 未分類

2024年07月25日(木)

会議所との懇談、金次郎つながり ほか

 24日、小田原では日中の気温が37℃まで上昇。庁舎の外に出た時の、日差しの強さと湿度の高さが相まった「暑さ」感は、この夏一番だったと感じました。御幸の浜では、市内在住の高齢者の方が熱中症で倒れ、お亡くなりになったとの一報も入りました。十分な注意と対策が必要です。
 昨年までは、これくらいの酷暑の中でも農作業をしていたことを考えると、ちょっと危険だったなと反省・・・。私が抜けた後も日々の圃場管理に汗を流している仲間たちのことが気になりました。

 午前中、小田原箱根商工会議所にて、鈴木悌介会頭をはじめ各副会頭の皆さんと、市側は私以下両副市長・主要部局長らが差し向い、地域経済の運営や課題解決などに関する懇談会が開かれました。市長就任後、公式には初めての会議所幹部との意見交換会であり、私から施政方針の概要と主要な経済分野の課題への取り組みなどについて述べた後、各部局長から諸事業などの進捗について報告。全体としては総論ベースの意見交換となりましたが、市政運営や地域経営において文字通りパートナーというべき会議所の皆さんとのコミュニケーションが、良い形で再スタートできました。

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2024/07/25 12:42 | 未分類

2024年07月24日(水)

イノシカネット・山盛の会 ほか

 23日、令和6年度の神奈川県環境保全功労者・工業保安功労者の表彰を受けられた、「おだわらイノシカネット」および「小田原山盛の会」の皆さんが、受賞報告に来て下さりました。前者は、箱根外輪山の山麓で激増中の鹿やイノシシの捕獲、後者は獣害の被害が広がる山林の保全活動など、いずれも積年の地道な活動が高く評価されての受賞です。中心的に活動されている皆さんは市長就任以前からよく存じており、おだわら環境志民ネットワークの活動にも積極的にコミットして頂いていることもあり、私からも感謝とねぎらいの言葉を述べさせていただきました。
 かねてより、久野や荻窪、そして片浦にかけての箱根外輪山の山麓では、鹿やイノシシによる農作物や植樹した苗木などへの被害が拡大の一途であり、その対策は急務となっていますが、行政職員だけの対応では到底手が回りません。猟友会の皆さんによる駆除活動に加え、こうした市民団体の皆さんの活動は本当に貴重で、実際に直近の鹿の年間捕獲頭数は700に達しようかというレベル。鹿に先行して激増していたイノシシは、豚熱の感染拡大によって個体数が激減しましたが、再び増加の兆しがあるとのこと。これら動物の行動範囲の拡大は、マダニやヒルの被害拡大、森林の林床を覆っていたスズタケなどの下層植生食害による表土の流出と保水力の低下などをもたらします。まさに、そうした動物たちとのせめぎあいの最前線で活動されている皆さん。ジビエとしての活用も含め、しっかりと応援していく必要があります。

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2024/07/24 15:14 | 未分類

 

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