26日、新しい学校給食センターの内覧会が行われました。老朽化の著しい現在の学校給食センターに代わり、市内8中学校の学校給食を調理する施設として、豊川小学校に近い酒匂川左岸に建設されました。私の前の在任中から計画が始まり、用地の確保、設計、施工を経て、ようやく完成に至ったものです。
鉄骨造2階建て、床面積は約2,300㎡、提供食数は3,800食。食材の受入れから調理、各校への配送に至る動線と、戻ってきた食器や残菜などの洗浄・処理など一方行の動線になるよう各室が分けられていること、真空冷却器やスチームコンベクションオーブンなどの調理器具の導入、アレルギー対応食専用の調理室など、最新の設備と空間設計による衛生面・作業効率により献立の幅が広がるとともに、安全・安心な給食の提供が可能となります。2階は食育のスペースとしており、見学ホールを設置するとともに、調理室を併設した会議室は、食育推進の一環として市民対象に給食試食会などで利用していきます。
大幅に機能が進化し、また市民に開かれた空間も備えることで、生徒たちの心身の健康に大きな意味を持つ給食を提供し、さらには食育行政を担う拠点の役割を果たしていくことになります。来年の4月から稼働予定。関わられた事業者や職員の皆さん、本当にご苦労様でした!
