市長の日記

市長の日記

2025年08月07日(木)

新大阪駅と大阪・関西万博で小田原をPR ほか

 6日、前日の酷暑の熱が残る中、朝一番で大阪へ。
 新大阪駅で、酒井駅長と再会。8月より新大阪駅の新幹線チケット販売場横にて始められた、小田原のPRコーナーをご案内頂きました。以前の日記でも紹介しましたが、数年前にJR東海小田原駅長だった酒井さんは、小田原に強い思いを抱いておられます。新大阪駅が大阪・関西万博(以下、万博)で賑わっている機を捉え、新幹線の各駅にも観光客が訪れるよう、新幹線停車駅の自治体PRを企画。その第1弾として小田原を取り上げて頂いたものです。
 以前チケットの対面販売を行っていたカウンターが閉鎖されて生まれた大きな壁面に、このPRのために作成した小田原市のポスター3種と、新大阪駅の職員さんたちが考えてくれたキャッチコピーや手作りのポップなどが掲示され、手前のモニターにはポスターで表現しきれない小田原の多彩な表情を収録した動画がエンドレスで投影されています。ひっきりなしに訪れる利用者や、御堂筋線に至る人通りのたいへん多い通路に面しての広告は、大きな効果があると感じました。酒井さんをはじめ新大阪駅の皆さんに、心より感謝したいと思います。この広告は万博が開催中の9月末まで続きます。

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2025/08/07 09:43 | 未分類

2025年08月06日(水)

沖縄への派遣中学生見送り、伊豆湘南道路要望活動

 5日、市の戦後80年平和事業で沖縄を訪問する中学生たちが、小田原駅から出発。私も見送りに参加し、中学生たちに次のように激励しました。「皆さんは、小田原市の中学生たちの代表であると同時に、市事業としての訪問である以上、市民の皆さんに成り代わって沖縄を訪ねるのだということをしっかり意識して」「沖縄で当時何があったのか。青い空と海原、風になびくさとうきび畑の中で、伝わってくるものをしっかり心で感じてきてほしい」「沖縄で見聞きしたこと感じたことを、戻ってから周りの人たちにしっかり伝えてほしい。そして『平和を創る』人になってほしい」。加えて「共に旅をする25人の仲間たちとの友情を大切に育んでほしい」と伝えました。有意義な旅となることを、小田原から祈りたいと思います。

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2025/08/06 12:00 | 未分類

2025年08月05日(火)

チュラビスタ市からの派遣青年 ほか

 暑さが日々増している感じがします。35℃超えはもはや当たり前、40℃に迫る都市が日本中に。私が寝る部屋は高台の2階で風通しが良いためエアコンをつけていませんが、これまでは日中暑くても夜は気温が下がり、明け方は涼しい風が入っていました。しかしここ数日は蒸し暑さで夜中に目が覚めたり、明け方も一向に涼しくなく朝から扇風機を回すように。なかなか厳しい環境になってきました・・・。

 4日、姉妹都市交流事業として長い歴史を刻んできた、アメリカ合衆国・チュラビスタ市と小田原市との青年相互交流事業が、1日から始まっています。この日は、両市からこの事業に参加している青年たちが、市役所および市議会を訪ねてくれました。チュラビスタからは女性3名男性1名、小田原からは女性4名。それぞれ元気に自己紹介ののち、日本語も達者なチュラビスタの青年たちからチュラビスタ市について紹介するプレゼン。私と市議会議長から歓迎のメッセージをお伝えしたのち、市庁舎前にある姉妹都市交流の記念碑の前で記念撮影。12日まで小田原に滞在、帰国と一緒に今度は小田原からチュラビスタへと青年たちが向かいます。若者たちにとって有意義な交流事業となり、小田原とチュラビスタのみならず、日本と米国の国際親善に貢献する人材育成につながることを願っています。
 コロナ禍で事業が休止していた時期がありましたが、双方の市における官民の受け入れ態勢も整い、今年から再開。来年は姉妹都市締結45周年の節目であり、両市の相互交流事業も計画しています。

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2025/08/05 11:36 | 未分類

2025年08月04日(月)

なりわい交流館、週末諸行事

 30日の津波警報、台風9号、異常な暑さなど、夏の諸行事の開催が心配された週末でしたが、いずれも無事に開催ができ安堵しています。

 1日、朝一番で小田原宿なりわい交流館のリニューアルオープンのセレモニーが行われました。昭和7年に建設された旧網問屋「角吉」を再整備し平成13年に「なりわい交流館」としてオープン、令和4年には国の登録有形文化財にも登録され、小田原の宿場町やかまぼこ通り周辺の歴史やなりわい文化、伝統産業を今に伝える貴重な財産です。このたび耐震改修工事を行い、より安全で快適な空間へと生まれ変わりました。今後は小田原市観光協会が管理運営事業者となり、小田原が進めるまち歩き観光の拠点として、大きな役割を担っていくことになります。館長には、小田原のまち歩きの先駆者である平井丈夫さんが就任、政策総合研究所以来の活動がひとつの到達点に至ったとの感慨があります。

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2025/08/04 11:11 | 未分類

2025年08月01日(金)

渾身の著作2冊、『あの夏の絵』

 8月に入りました。朝から蝉時雨。台風9号はどうやら足を速めて東へと向かう気配、週末の花火大会やみなとまつりは開催できそうで安堵しています。その代わり、期待していた雨は降りそうもなく、野山の乾いた状態は続きます。

 今週、尊敬するお二人から近著が届きました。
 ひとつは、慶應義塾大学教授の安宅和人さん著「『風の谷』という希望」。「イシューからはじめよ」「シン・ニホン」などで、混迷する時代を読み解き未来へと進む道筋や方法論を意欲的に提示されている安宅さん。本著では、彼が中心になって構想と実現へのチャレンジを重ねてきた、持続可能な社会モデルとしての「風の谷」について、壮大なビジョンが綴られています。この「風の谷」構想の初期に、ご縁から安宅さんたちと意見交換をさせて頂いており、小田原がその1つの実験地となる可能性がありましたが、市長退任により実現しなかった経緯があります。900頁におよぶ大著、安宅さんとお仲間の皆さんが積み上げてきた、「残すに値する未来」への願いの結晶です。
 もうひとつは、慶應義塾大学教授の井手英策さん著「令和ファシズム論」。我が国を代表する気鋭の財政社会学者で、誰も取り残さない社会の実現に向け、「ベーシックサービス」の導入などについて果敢に提言を重ね、最近では「かながわ福祉大学校」の学長にも就任、「ケア」の観点から地域社会の再生に向けたビジョンを実践されています。本市が「生活保護ジャンパー事件」で大きく揺れた折、抜本的な対策を取りまとめた検証チームの座長として、たいへんご尽力を頂いた経緯があります。本著は、井手さんが深く憂慮されている、近年の日本の社会状況に対する懸念と、それを乗り越えていくべき視点、分かち合いの社会への道筋など、井手さんの思いと願いが凝縮されています。
 この2冊、私にとっての「夏の課題図書」として、しっかり向き合いたいと考えます。

 

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2025/08/01 09:58 | 未分類

 

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