市長の日記

市長の日記

2024年10月28日(月)

一夜明けて  

 衆議院選挙が終わり、今朝は12日間の熱戦を冷ますような雨。ここ神奈川17区では、牧島かれんさんが小選挙区の大接戦を制し、ごく僅差だった佐々木ナオミさんは比例区で当選。この地域から二人の女性議員が国政の舞台で活躍することになります。お2人が連携し、役割分担し、地域住民の声を丹念に汲み上げ、良い意味で競い合うことによって、県西地域に新しい風が吹き込まれ、草の根の民主主義が大きく育っていくことになるでしょう。
 そして国政は、どのような形の政権に収束するのか。様々な動きがここ数日で起きてくることでしょう。これまでの一強多弱による腐敗と歪みに国民からの強烈なダメ出しとなったわけですが、当面は混沌とした状況になることでしょう。この国が直面する諸課題解決に向けた政治の安定化に向けては、国会議員任せにせず、国民自身がその行方を見据えて主権者としての意思表示や行動をしていかねばならないと思います。国政のゆくえについては、別の稿にて改めて記してみたいと思います。

 25日、朝一番で小田原遊技場組合からご寄付を頂きました。今年度で40回目となり、毎回小田原市の青少年健全育成と、市社会福祉協議会への福祉機器購入などに関する貴重なご支援となっています。遊技場組合を構成するパチンコ店は、近年業界の再編が進み、もともと地元にあった店舗の多くが廃業、全国区で事業展開するチェーン店が主力となっているとのこと。コロナもあって、店舗に来られるお客さんの数はかなり減っているようです。

 午後からは、三の丸ホールにて戦没者慰霊祭を挙行。関係者の皆さんが追悼の言葉を述べられ、集い花を手向けました。先の大戦から79年を数え、ご遺族の皆さんも高齢化が進み遺族会の会員数も減っています。毎回の慰霊祭で献花に登壇されるご遺族の皆さんのお姿に、そのことをひしひしと感じました。

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2024/10/28 11:20 | 未分類

2024年10月25日(金)

漁港漁場大会、会議所での説明 ほか

 「霜降」とは名ばかりで、24日も市役所内は朝から蒸し暑く、お客様をお迎えするにも上着を脱いで対応させて頂きました。この日は東京を短時間で往復したのですが、時間の都合で東京駅と有楽町の間を急ぎ足で歩いたりすると、汗が滲みました。  
 
 朝一番でお越しいただいたのは、一般社団法人神奈川県作業療法士会の神保会長ほか役員の皆さん。12月8日に小田原で大会を開催するにあたり、市長を表敬訪問してくださったものです。作業療法士の役割が、当事者の「生活」に主眼を置き、生活の中での動きを通じて機能回復を目指していくことだと、改めて伺いました。この考えは、住み慣れた自宅で、そして地域の中で、お互いに支え合っていこうという本市の「ケアタウン構想」と重なるものであり、機能の衰えに直面する人たちを「生活」の観点から支えていこうという取り組みは、その担い手育成も含めて今後ますます大切になります。更なる連携を進める旨、お互いに確認をさせて頂きました。  

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2024/10/25 11:48 | 未分類

2024年10月24日(木)

自治会長大会

 22日、箱根湯本の天成園において、自治会長大会が行われました。
 小田原市内には250の単位自治会があり、地域の中で行われる様々な住民自治活動の中心的な役割を果たしており、自治会長はそのリーダーとしてたいへん重要な使命を担っておられます。私が市長として進めてきた地域コミュニティ政策の推進においても、自治会長さんたちは極めて大切な存在であり、地域内諸団体が一堂に会して運営される地域コミュニティ組織においても各分会のリーダー的な役割を担って頂いております。
 この日は、250人の自治会長のうち200名近い皆さんが参加される中、式典においては積年の功労に対する表彰などが行われ、その後の講演では、小田原市がこれから進める第7次総合計画の基本構想案と、補強をしていく地域コミュニティ政策の概要について、私から皆さんにお話をさせて頂きました。
 休憩を挟んでの懇親会では、多くの自治会長の皆さんと親しくお話をさせて頂き、各地域の実情についての詳しいお話をお聴きしました。担い手不足や自治会加入率低下傾向の中、小田原の地域を支えて頂いている大切な皆さん。改めて、それぞれの皆さんに感謝をお伝えしました。

​​​​​​​ この日お話をさせて頂いた、新たな総合計画の基本構想案や、地域コミュニティ政策の具体的な方針などをお伝えしつつ、各地域の様子などを伺うべく、来月より各連合自治会単位で「市民と市長との地域活動懇談会」を開かせていただく予定です。すでに11月12月のスケジュールなどが決まってきています。26の連合自治会すべてを回り終えるには1年近くかかってしまいそうですが、しっかりとコミュニケーションを取らせていただきたいと考えています。

2024/10/24 10:08 | 未分類

2024年10月23日(水)

霜降  

 今日は、二十四節気の「霜降」。霜が降りるほどの冷え込みはなく、今日は雨の一日になりそうです。

 21日午前中は、正副部局長全員を集めた幹部会議にて、策定を進めている第7次小田原市総合計画の理念である「基本構想」の内容に関し、キーワードとなる「地域自給圏」について、その考え方や事例などを説明しました。
 私たちのいのちや暮らしを支えるうえで必要な要素は、できる限り足元の地域の中で整え、分かち合っていくことを目指す構想で、別の言い方をすれば「生存を支えるための地域社会システム」とでも言うべきもの。自然環境、食、エネルギー、住まいを作る素材と技、基礎的なものづくり、ケア(福祉・医療)、教育、コミュニティ。これらが一定の水準で確保され市民生活と地域運営の土台を形成することが、未来に向けての本質的な安心安全の礎となります。来年度1年をかけて策定する第7次総合計画の実行計画は、そうした理念のもとに組み立てて行きたいと考えています。
 幹部会議での説明はいわば総論的なものでしたので、来週以降は各部局の幹部たちと意見交換を重ね、分野別の政策論として具体的にどのような事業を組んでいくべきか、構想を深めていく予定です。

 午後は、総合計画審議会にて、上記「基本構想」についてご審議頂くよう、会長である出石稔・関東学院大学法学部長あてに諮問をさせて頂きました。審議会での検討、11月半ばまで行っているパブリックコメント、ほか経済団体や地域団体などから頂くご意見なども加味して手を入れ、来年3月の市議会にて成案を提示していく予定です。
 複数の庁内ミーティングなどのあと、100歳長寿のお祝いに3名の皆さんをお訪ねしました。この日お訪ねした山室さん、石綿さん、川口さんとは、昔のご経験談や最近の暮らしの様子なども含めてしっかりとお話ができ、同席されたご家族や入居施設のスタッフの皆さんとの会話も交えた、和やかなひと時となりました。

2024/10/23 10:23 | 未分類

2024年10月22日(火)

尊徳祭 ほか

 20日は、二宮尊徳先生のご命日。朝一番で菩提寺である善栄寺にて墓参と焼香をさせて頂いてから、尊徳記念館で開催された第64回尊徳祭へ。城北工業高校デザイン科の生徒が描いたポスター、市内小学生たちから寄せられた作文の優秀作品発表などが行われたほか、生家では「いろりクラブ」の皆さんが囲炉裏で火を囲みながら談笑、生家前では報徳楽校で子どもたちが育てたお米や野菜が販売されるなど、とても賑わっていました。開会式では、私も挨拶をさせて頂き、「時あたかも総選挙。この国には課題が山積している。尊徳先生がご存命だったらどんな手立てを講じられるのでしょうか」と問いかけてみました。  

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2024/10/22 14:31 | 未分類

 

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