市長の日記

市長の日記

2024年08月27日(火)

県幹部との意見交換

 26日、午前中に定例記者会見、午後からは農業委員会総会および成年後見制度利用促進審議会でのご挨拶、その後は真鶴町へ。真鶴町民センターで行われた、西湘地域首長懇談会に参加しました。
 この懇談会は、神奈川県内各地区の県政総合センターが主催し毎年行われているもので、各地域ブロックに属する市町村の首長が参加、各市町村から出される政策要望や提案に対し知事や関連部局長らが具体的に応じるという、対話型の懇談会です。この日は県西地域の1市3町(いわゆる足柄下郡)が対象で、小田原・箱根・真鶴・湯河原の各首長からの要望・提案に対し、知事・政策局長・総務局長のほか、環境農政・県土整備・教育・福祉子どもみらい・くらし安全防災などの局長らがコメント、その後フリーディスカッションなどが行われました。
 各首長に割り当てられた持ち時間は短いため、項目を絞って要望することになります。小田原市からは、耕作放棄と荒廃が進んでいるものの利活用に大きな可能性を持っている国府津丘陵や片浦地域の農業振興と地域活性化に向け、広域農道の延伸や沿道の利活用に関する提案、水源環境保全税の継続の要望を行ったほか、支援が必要な子どもたちへ丁寧な対応が可能となるよう教育現場への教職員の増配や医療専門職の配置、待遇改善が進まず人材確保でたいへん困難な状況にある介護分野への対応、食料生産や生物多様性の確保といった価値を担いうる鬼柳・桑原地区の開発の在り方などについて、県としての取り組みやコミットを要望。
 ちなみに、箱根町からは渋滞の激しい湯本地区の状況改善に向けた道路政策、真鶴町からは広域行政に対する県としての更なる取り組み、湯河原町からは移住施策や庁舎の再整備等への支援策などについて要望がなされました。

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2024/08/27 10:54 | 未分類

2024年08月26日(月)

酷暑もひと息

 昨日は小田原でも午後からスコールのような土砂降りがあり、夕刻には晴れ上がって、涼しい空気が入り込んできました。この夏、毎晩扇風機を回さないと眠れない夜が続いていましたが、昨夜は夜半から窓を閉めたくらいで、明け方は高原の朝のような爽やかさ。外からは、蝉の声と虫の声が入り混じって聞こえてきます。  
 台風10号の進路と進み具合は日々変わってきており、今朝の情報では小田原付近に影響が出るのは31日くらいまで延びたようです。ともあれ、列島への上陸は避けがたいと思われますので、被害が大きくならないことを祈ります。  
 23日は、庁内で重要な会議がいくつか続きました。 地域担当職員の配備などを通じ地域活動への支援体制強化を目指す地域コミュニティ分野。今後の民間開発の動向を見据えた中心市街地を巡るまちづくり分野。再生可能エネルギーの地域自給を目指し取り組んでいるエネルギー分野。食料生産や生物多様性などの観点に立った市内農地保全策の検討、など。いずれも、これからの小田原にとってたいへん大事なテーマであり、各分野に深くかかわる民間の皆さんとの信頼と連携を大切に育てながら、丁寧に進めていくことになります。  
 また、民間団体の皆さんより、公文書管理の在り方についてのご提言を頂きました。このところ本市においても、公文書の取り扱いについて課題が指摘されている状況にあることから、総務課にて検討をすることとしました。  
 道路行政で緊密な連携を取らせていただいている国土交通省横浜国道事務所の宮本所長さんも来室。県内各地での道路行政の進捗状況のほか、能登半島で行われてきた道路啓開作業から考える県西部の課題などを共有。
 弘前大学教授として活躍されており、小田原市総合計画審議会の委員もお願いしている平井太郎さんも来室。彼も参画する総合地球環境学研究所の活動の一環で、全国各地のフィールドで研究が進められている、農業地域の持続可能な振興策や、それを支援するための諸制度の検討についての報告を頂きました。小田原がそうした研究の対象になる可能性があり、連携を深めていきたいと思います。    
 24日、61回目を数える神静民報社主催の官公庁親睦野球大会の開会式に参加。県西地域を支える各市町の職員チームに加え、JA、さがみ信用金庫からも参戦、2か月間にわたり熱戦が繰り広げられます。勝負もさることながら、こうした皆さんが野球を通じて親睦を深めることはとても有意義。  

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2024/08/26 09:53 | 未分類

2024年08月23日(金)

新たな学びの場への動き

 22日、来春小田原で開校が予定されている「YESインターナショナルスクール小田原校」の関係者がご挨拶に来られました。校長の竹内薫氏と副校長のブカーリ氏、そして設立に深く関わってきた瀬戸ひふ美さん。
 この学校は小学生を対象にした少人数制のフリースクールで、英語・日本語・プログラミングの3言語を使う、日本で唯一の「トライリンガル・スクール」であり、論理力・創造力・表現力・コミュニケーション力を養うことによって、子どもたちがこれからの社会を生き抜く実践的な力を身に付ける「探求型アクティブラーニング」を実践するとのこと。すでに東京や横浜で開校されていますが、今回は閉店となった小田原駅西口そばの旧澤亭を校舎とし、小田原周辺の様々な地域資源なども活かした、新たな学びの場となるようです。

 近年、社会状況の変容や生き方の多様化に伴って、子どもたちが育ち学ぶスタイルにも様々な選択肢が生まれてきており、各地には様々なタイプのフリースクールやオルタナティブ・スクールが開設されています。小田原でもそうした動きは始まっており、南鴨宮の認定こども園「未来っ子幼児教育センター」でも隣接地にオルタナティブ・スクールを開設される旨、先日伺ったばかりでした。このほか、現在準備中のものも含め、いくつかの構想が存在しています。
 既存の義務教育だけでなく、一人ひとりの個性や能力、将来への希望などに応じて、学びや育ちの受け皿が複線化し多様化することは、時代の要請にかなったことだと私は思っています。そして、偏差値よりも一人ひとりの生き抜く力、自分で考え行動できる力、様々な人たちとコミュニケーションをとっていける力、難しい局面でも自分で答えを見出し道を拓いていける力、そうした力を培っていくことこそ、これから大切になっていくでしょう。
​​​​​​​ 地域資源に恵まれ、多様な生き方が可能な小田原でこそ、そうした学びや育ちの場が多彩に花開くにふさわしい土地。こうした動きについては、できるだけサポートしていきたいと考えています。

2024/08/23 13:26 | 未分類

2024年08月22日(木)

持続可能な社会への提案 ほか

 小田原市長に再び就任してから3か月が経過しようとしています。
 マニフェストに掲げた政策提案の実現に向け、新しい総合計画への移行準備や、次年度の予算編成などを含む事業の仕込みを具体に進めるプロセスと並行して、私自身の大きなテーマとして温めていることがあります。それは、未曽有の困難が押し寄せるこれからの時代にあっても持続可能であるような地域社会を創っていくための、社会のトータルなデザインです。
 「福祉」「教育」「環境」「経済」といった、いわゆるタテ割り(分野別)からの発想ではなく、様々なジャンルの理念や実践が有機的に繋がり、相互に高め合い深め合っていくことで、社会全体の成熟、本当の意味の豊かさ、人の幸せが沸々と実現し、確かな未来へと歩み進めていける道筋。これを、小田原という恵まれた地において具体化していきたい。

 幸いなことに、そうしたデザインワークの重要な切り口となりうる実践や提案に、再就任後の日々の中で幾つも出会えています。こちらから求めて、というよりも、そうしたご縁が運ばれてくるという感覚があります。21日もそうした出会いや意見交換が続きました。
 朝一番で、国府津の「BLEND」を主宰している杉山大輔さんからは、9月21日に行われる「ワールドウェルネスウィークエンド」のお誘い。世界160か国、国内500か所以上で同時多発的に実施される、心と体の健康、ひいては地域社会や地球の健康へとつながっていく思いを共有するイベント。

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2024/08/22 11:40 | 未分類

2024年08月16日(金)

災害対応 

 南海トラフ地震への注意喚起として発信された「巨大地震注意」は、昨日解除となりましたが、県西地域(秦野~山北付近)を震源とする地震が立て続けに発生している状況は過去にあまり記憶がなく、気を抜くことはできません。
 並行して、台風対応が続いています。台風7号は小田原付近への直撃こそ避けられそうな気配ですが、950hPaと非常に強い勢力のまま千葉沖を通過する予定であり、暴風と高波への警戒が必要。予報では小田原の大雨の可能性はさほど高くないと思われますが、油断はできません。
 これらへの対応のため、今週は断続的に防災部と災害対策について密にやり取りしています。15日よりお休みを頂く予定としておりましたが、上記の状況に鑑み返上。市長室にて判断・指示を行うことは勿論、在宅からも連絡を取り合いながら随時対応中です。
 市としての災害対策に関する情報は、このあと随時、市HP等で発信していきます。

​​​​​​​ 今日でお盆が明けます。京都では五山の送り火が予定通り行われることでしょう。我が家でも例年、ささやかではありますがお焚き上げをしてご先祖を見送っています。夕刻までには風雨のピークが過ぎると良いのですが・・・。

2024/08/16 10:03 | 未分類

 

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