市長の日記

市長の日記

2024年07月10日(水)

マニフェストレクチャー、2つの講話

 9日より、マニフェストレクチャーが始まりました。わたしが今回の市長選挙にあたり作成した「Manifest2024」には、いくつかの市政推進枠組みのもと、全部で196本の政策提案を掲載しています。その実施に向け、私の就任後各所管において直ちに事業の位置づけや進め方についての調書が取りまとめられました。その内容について私と職員たちで認識を共有するとともに、進め方についての確認を行うものです。市民の皆さんに頂いたご支持を事業の形で実行に移していくうえでの、最初のステップであり、とても大事な作業。
 昨日はまず、企画部から全体の進め方について確認があったのち、病院管理局、福祉健康部と続きました。福祉健康部が担当する施策数は特に多く、時間をかけて丁寧に意見交換をしました。俎上に上がる施策の中には、すでに同じ趣旨で取り組まれているものや、現在の取り組みを少しアレンジすれば実施できるものも多く、私が不在であった4年間の取り組み状況を確認する作業にもなりました。また、政策をマニフェストの通りに実施するには相当な予算措置が必要なものも幾つかあり、今後明らかにしていく全庁的な財政状況との兼ね合いの中で、その実施の可否や進め方の見極めをしていくことになります。
 マニフェストの実行に向けた庁内調整という、市長就任後のある意味一番大事な作業であり、来週にかけての数日間、しっかりと臨んでいくつもりです。

 9日は、このレクチャーの前後で2つの講話をさせて頂きました。
 一つは今年度から新たに監督者(係長級)に昇任した職員らへの新任監督者研修。監督者になると、自らの職員としての職務だけでなく、係に所属する若手職員の人事管理や育成、係としての仕事の進捗管理といったマネジメントの役割が加わるため、これまでとは違うレベルでの働き方や意識の持ち方が求められます。
 受講した職員は35名。最初に各自から1分間スピーチを行ってもらい、これまでの経験、現在の係での職務内容や課題感、今後への抱負などを語ってもらいました。それを受け私からは、時代と社会が直面しているマクロの状況を伝えたうえで、地方自治体の役割、小田原市政の目標、監督者としての役割などを講話。全体で約2時間、活躍への期待を込めて話をさせてもらいました。
 夕方は、国際医療福祉大学の城内校舎へ。こちらも毎年新入生に対し行っている市長講話をさせて頂きました。相模湾や伊豆半島方面の眺めの良い大教室で、200人ほどの学生さんたちに、彼ら彼女らが少なくとも4年間通うことになる小田原のまちに愛着を持ってもらえるよう、小田原の歴史や文化、近年のまちづくりの様子、今後市政が目指すものについて講義。最後に、2年後には開業している新しい市立病院を宣伝し、就職先としてぜひ考えて!と付け加えました。

2024/07/10 11:30 | 未分類

2024年07月09日(火)

伊豆湘南道路  

 連日、熱中症警戒アラートが発令される暑さが続いています。私が寝る部屋は扇風機のみで、昨夜もタイマーが切れるたびに暑さで目が覚めました。この時期、日中は各種打ち合わせや会合で市庁舎内にいることが多いため、暑さのダメージは受けずにいられるのですが、退任していたこの4年間はずっと外で開拓や農作業に取り組んでおり、ものすごい量の汗をかき、結果的にはそれにより12年間ため込んだ老廃物や贅肉は一掃され、健康状態はかなり改善したのではと感じています。汗をかかない日々に戻ったことは、自分の感覚としては楽ですが、カラダの立場に立つと、どうなんでしょう?

 8日午後、「伊豆湘南道路建設促進期成同盟会」の総会が、小田原市役所となりの生涯学習センターけやきにて開かれました。この「伊豆湘南道路」は、小田原から真鶴・湯河原・熱海を経て、函南に抜け、三島・沼津へと至る道路構想。もともとは、「小田原沼津道路」の名称で平成9年から整備への要望が出され、熱海市が会長市となって例年要望活動が行われてきており、途中から「伊豆湘南」の名称に変更されました。
 私が前の在任中、平成30年の台風12号(いわゆる逆走台風)にともなう高潮で、国道135号の江之浦と真鶴の間、最も海抜の低い海岸線沿いで、傷病者を輸送中の救急車と警察車両が波に打ち付けられ大破、乗っていた皆さんは命からがら山の斜面に逃げて奇跡的に無事だった、という出来事がありました。これをきっかけに、海岸線の脆弱な道路網の補強に加え、箱根の山間部に降雪があった際の避難ルート、さらには富士山や箱根の火山災害により現在の東名軸が寸断された場合に東西を結ぶもう一つの幹線ルートが必要となることなどから、伊豆湘南道路の早期整備を求める活動を本格化。当時小田原市長だった私は、故・冨田湯河原町長と宇賀元真鶴町長と共に神奈川県の浅羽元副知事に緊急要望を実施。そこから要望活動の広がりによって、神奈川県と静岡県の連携に繋がり、現在は国土交通省もこの構想に前向きな姿勢を示すに至っています。
 昨日の総会において、26年間会長市としてご尽力された熱海市から小田原市にバトンタッチが行われ、私が同盟会の会長となりました。引き続き副会長として共に歩む齊藤・熱海市長をはじめ、構想ルート上の各自治体の首長及び構想ルート上ではないものの、本道路の建設に賛同した各自治体の首長や職員の皆さん、神奈川県・静岡県の各級議員の皆さんや国県の関係行政機関、そして民間団体とも足並みをそろえ、この構想の実現に進んでいくことになります。

2024/07/09 13:29 | 未分類

2024年07月08日(月)

諸団体との意見交換 ほか

 七夕の昨日、小田原市では最高気温37.8℃と、観測史上最高を記録。過酷な暑さに見舞われました。今日も同じような暑さの予報であり、すでに熱中症アラートが発令されています。外での活動は避け、涼しい場所で過ごすなど、十分に気を付けたいものです。

 5日から7日にかけ、様々な団体の皆さんと、再就任のご挨拶を兼ねた意見交換が続きました。
 5日は、おだわらSDGs実行委員会、小田原市森林組合、小田原箱根商工会議所、㈱小田原魚市場、小田原市漁業協同組合の、それぞれ幹部の皆さん。
 2030年に一区切りを迎えるSDGsについては、次世代への啓発を中心に、少しテーマを絞って取り組むとともに、すでに300を超えているパートナー(企業や団体)の皆さん同士の連携などを促進する方向を、原会長と確認。森林組合では、県水源環境保全税などの財源を活用しつつ、長期の視点で小田原の森づくりと材の利活用を進める。商工会議所の鈴木会頭からは、この間取り組みを進めてきた管内事業所向けの様々な取り組みを伺い、市としても連携を進めることを確認。魚市場の皆さんとは、今後再整備を進める水産市場建屋の在り方などについて意見交換。漁協では、藻場の再生や冬場の収入となるワカメ養殖の可能性など多岐にわたる状況共有など。それぞれ、30分ないし1時間程度と限られた内容しか意見交換ができませんでしたが、今後折に触れ、現場を共有しながら緊密にやり取りしていくことになります。

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2024/07/08 13:20 | 未分類

2024年07月05日(金)

各種委員会、災害派遣報告  

 4日は、朝から真夏の空が広がり、日中は35℃前後まで気温が上昇。天気図では太平洋高気圧が張り出し始めており、気象庁から宣言はないですが、実質的に梅雨明けではないかと感じます。昔のように連日シトシトと雨降りが続く梅雨の姿はなくなり、集中的にドッと降るかと思えばカッと晴れる、南国のような気象に変わっていくのでしょうか。今年の夏も長く暑そうです。

 4日は、複数の委員会・協議会が開かれました。
 朝一番で、小田原漁港振興協議会の総会が、小田原漁港内の公設水産地方卸売市場で開催。老朽化と腐食の進む市場建屋の再整備に向け、準備の議論が進んでいます。午後は、広報委員長会議。小田原市の広報広聴活動にご協力を頂いている市内26地区の広報委員長(各自治会連合会の会長さん)が集まり、市からの広報依頼と、各地区からの要望などを集約する大事な会議です。

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2024/07/05 14:07 | 未分類

2024年07月04日(木)

社会を明るくする運動 ほか

 2日は、東京へ。地元選出の牧島かれん衆議院議員と、井上義行参議院議員の事務所をお訪ねしました。井上議員は不在でしたが、牧島議員とは市政全般の課題の共有と、ここ数年進めて頂いたデジタル関連の取り組みなどについて意見交換。デジタル庁の村上統括官にも同席頂き、今後のデジタル化に向けての協力を改めてお願いしました。
 霞が関訪問に合わせ、かつて小田原市に派遣されていた林野庁・永井壯茂さん、環境省・泉勇気さん、小田原市から林野庁に派遣している瀬戸さんとランチ。小田原の森林・林業・木材産業の活性化、環境・エネルギー分野の活動基盤づくりを手掛けて下さったお二人の功績は、とても大きなものがあります。引き続き、各省庁との政策連携や人的交流の橋渡しを担って下さることでしょう。

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2024/07/04 11:07 | 未分類

 

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