特別集書・貴重資料目録

図書館の地域資料コーナーに収蔵されている特別集書や貴重資料の目録を公開しています。
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特別集書

図書館が収集してきた資料のうち、特色あるコレクションの性格を持ったものを「特別集書」として保存しています。
名称 内容 寄贈(成立)年月
片岡文書 小田原宿の本陣を務めた片岡家に伝わった古文書や、万延元年(1860)に片岡家に生まれ、明治時代に小田原町の助役を務めた片岡永左衛門が書き写した資料からなる。江戸時代における宿駅・交通に関する郷土資料が中心。 昭和12年11月
山県公文庫 明治の元勲、山縣有朋の蔵書。明治40年に現在の小田原市板橋に古稀庵を造営し晩年を過ごした山縣の没後、古稀庵にあった蔵書の多くは執事の古口新吾氏に譲られ、その後若干の掛け軸などとともに小田原町図書館が受贈。そのうち蔵書のみ特別集書とした。 昭和13年3月
木村錦花文庫 木村錦花旧蔵の江戸期~昭和30年代の歌舞伎をはじめとする芝居・舞台公演の筋書や脚本、岡本綺堂らの歌舞伎・舞台の台本や原稿など。木村氏は本名を錦之助といい、市川高之助の名で子役をつとめ、のち歌舞伎や芝居の台本の執筆や演劇文化史の研究を行った。 昭和36年5月
板倉文書 小田原藩大久保家の家臣板倉四郎兵衛家に残された古文書類で、子孫の板倉乙女氏から受贈。このうち「小田原城図」(天保図)は当時の小田原城下の様子を確認できる貴重な史料であり、昭和56年に歴史資料「小田原城図」の一つとして市の文化財に指定された。 昭和35年9月
小田原有信会文庫 小田原有信会旧蔵の小田原藩関係資料。小田原有信会は小田原藩大久保家の家臣及びその子孫を母体に組織され、その起源は明治12年に有志で組織された保護社(親睦会)に遡る。のち小田原共同会を経て、明治32年小田原有信会と改称。 昭和37年3月(追加あり)
牧野信一資料 私小説的な作風で文壇に登場し、やがて幻想文学に転じた小田原出身の作家牧野信一の関係資料。弟の英二氏や、小田原中学(現小田原高校)の同級生だった元小田原市長鈴木十郎氏からの受贈資料のほか、図書館が所蔵していた著書も含まれる。 昭和37年3月 (追加あり)
長谷川如是閑文庫 ジャーナリスト、評論家、小説家として活躍した長谷川如是閑の旧蔵書。同氏は昭和29年に80歳で小田原板橋に移り住み、晩年を過ごした。同40年に蔵書の中から582冊を受贈。内容は多岐にわたるが、限定本も多く、大部分が同氏に献呈された書籍。 昭和40年1月
山崎元幹文庫 山崎元幹旧蔵資料ほか。同氏は昭和11年小田原に住み、翌年渡満し同20年から南満州鉄道株式会社最後の総裁を務めた。戦後小田原に戻り、図書や絵画などを図書館に寄贈。その後図書館収集の満鉄関係資料や、没後遺族や満鉄会から受贈した資料を追加した。 昭和41年5月
報徳集書 図書館収集の二宮尊徳に関する資料。小田原町図書館(現中央図書館)は昭和8年の開館から郷土資料の積極収集を方針とし、昭和12年に特別集書制度が始まると、翌年報徳関係図書を郷土資料から整理替えした。完結した資料群ではなく日々収集し追加されている。 昭和13年6月~
青蛙荘文庫 元図書館長石井富之助旧蔵の図書館関係資料及び郷土資料など。図書館業務に関する文献のほか、桐座や桐尾上名跡関係資料、「函東会報告誌」や「小田原の史実と伝説」など郷土史に関する資料や、交流した多数の文学者から送られた書簡や色紙などが含まれる。 昭和49年3月
藤田西湖文庫 甲賀流忍術十四世を自認し「最後の忍者」とも呼ばれた藤田西湖の武道や古武術に関するコレクション。同氏の没後、小田原出身の菊枝夫人から旧蔵書及び古武術資料が寄贈されたもの。 昭和49年3月

貴重資料(特別集書を除く)

図書館収蔵の資料のうち、古文書や絵図、原稿など貴重資料の目録です(特別集書は除く)。
名称 内容 寄贈・寄託年月
有浦家文書 平安末期から戦国期まで肥前国松浦に割拠した水軍松浦党の一族で、大久保氏が唐津藩主であった時に召し抱えられた有浦家に伝わる文書類。兵学や武術・軍事関係の史料が多く、全国の国絵図・城絵図・陣取図も50点以上含まれている。小田原市指定文化財。 平成2年4月
岩瀬家文書 小田原藩大久保家の家老を務めた岩瀬家に伝わる文書と、同じく大久保家重臣の加藤家に伝えられ岩瀬家へ預けられた文書からなる。大久保家に藩政史料が残らなかったため、家臣団や藩政をうかがい知れる価値ある史料となっている。小田原市指定文化財。 平成25年3月
船津家文書 江戸期に足柄下郡小船村(現小田原市小船)の名主を代々務めた船津家に伝わる文書。近世から近代にかけての村や地域の様子がわかる小田原有数の史料群で、なかでも宝永4年の富士山噴火被害に関する史料がまとまって残っている点は特筆される。 平成23年
大鳥圭介関係文書 播州赤穂に生まれ、戊辰戦争で抗戦・投獄され出獄後、明治期に工部大学校長、元老院議官、清国公使などを務めた大鳥圭介の関係文書。没後、晩年を過ごした国府津の別荘を隣地所有者の石田礼助が買い取り、残った資料が戦後に別荘の管理人から図書館へ寄贈された。
高橋健三関係資料 明治期の官僚、ジャーナリスト高橋健三の関係資料。同氏は文部権少書記官、官報局長等を歴任し英吉利法律学校(現中央大学)創設に寄与。明治30年療養のため酒匂村(現小田原市)山王原に移り住んだ。本資料群は同氏を師と仰ぐ鈴木英雄の資料から独立したもの。 昭和53年(平成19年高橋健三関係資料として独立)
首藤剛志資料 脚本家、小説家の首藤剛志の旧蔵資料。昭和62年に小田原市に転居、のち「ポケットモンスター」等を手がけた。手書き原稿や印刷台本が不要となってきたアニメ制作現場等への危機感などから、市外への転居を機にシナリオや原稿など1400点余を図書館へ寄贈した。 平成17年
廣澤榮関係資料 脚本家、助監督の廣澤榮の関係資料。小田原に生まれ、昭和19年に東宝に入社し、徴兵されるも戦後砧撮影所に戻り、助監督として活躍した。本資料群は、映画、テレビ、演劇など、同氏が携わった仕事に関する貴重な資料で、遺族から寄贈された。 平成31年

貴重資料の利用について

特別集書や貴重資料の利用(閲覧・撮影等)は申込手続きが必要です。
いずれも電話・メール等で利用内容について事前相談した上で、申込書を提出してください。
ご不明な点がありましたら、中央図書館地域資料コーナー(0465-49-7807)にご連絡ください。

閲覧

地域資料コーナーと相談して閲覧日等を決定し、閲覧日の3日前までに貴重資料閲覧申込書をご提出ください。

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撮影

地域資料コーナーと相談して撮影日等を決定し、撮影日の3日前までに貴重資料撮影申込書をご提出ください。

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書籍、雑誌、新聞、テレビ番組、ウェブサイトなどでの画像利用

地域資料コーナーへ利用希望画像について連絡し、利用日の3日前までに以下の書類をご提出ください。
  • 貴重資料特別利用申込書
  • 企画書
  • 利用希望画像がわかる資料(画像のコピーなど)
※以前承認を受けた画像の転載など、画像提供不要の場合は事前相談なしで申し込んでいただくことも可能です。

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展覧会等での展示のための資料借用

地域資料コーナーへ借用希望資料や期間等について相談し、借用日の3週間前までに以下の書類をご提出ください。
  • 貴重資料特別利用申込書
  • 企画書

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この情報に関するお問い合わせ先

文化部:図書館 資料係

電話番号:0465-49-7800

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