国等への派遣職員帰任報告 ほか
昨夜からの雨で、とても涼しい朝。5月も明日で終わり、入梅の気配の中、季節は移っていきます。市長再就任後、農作業をする時間はほぼ無くなりましたが、何か季節の野菜を育てていたいという「習性」なのか、庭先でのちょっとした野菜作りは続けています。3月に種をまいたエンドウはそろそろ収穫終了。今月半ばに種をおろしたキュウリやモロヘイヤが育苗トレイで発芽し、キュウリは数日前に時間を作って鉢上げ。順調に育てば、この夏のグリーンカーテンになってくれることでしょう。
29日は終日、断続的に庁内でのミーティングが10件以上続きました。事業報告的なものから、重要案件の取り扱い、中長期を見据えた方針や構想に至るまで様々でしたが、短いもので10分、長いもので1時間、都度アタマを切り替えながら情報を吟味し意見交換や指示出しを行う作業の連続は、結構エネルギーを使うものです。同時に、こうした諸分野の政策推進に向け、多くの職員が事業を円滑かつ効果的に進めるべく知恵を絞り工夫を凝らしている様子を、とても心強く感じます。
職員たちに力を発揮してもらう上で大切なのは、何といってもコミュニケーションです。職務を遂行する上での経験や技量の確認もさることながら、職員個人の「人となり」、さらには持てる「徳」をできるだけ知り、人としての信頼関係を築くこと。そういう観点から、機会があれば職員たちとの懇親の場も作るようにしており、昨夜も公務終了後、とある所管の職員たちと和やかなひとときを過ごしました。
昨日は、昨年度まで国・県や民間などの諸機関に派遣していた職員から、帰任報告を受けました。派遣先は、総務省選挙部、林野庁林政部、一般財団法人自治体国際化協会、神奈川県文化遺産課、一般社団法人コード・フォー・ジャパン、国土交通省関東地方整備局、石川県志賀町上下水道室。派遣期間は1年~3年。
詳細は割愛しますが、小田原市役所をいったん離れ、小田原とは異なる状況や環境の中、事業領域も組織文化も異なる他の組織にてそれぞれのミッションを果たしてきた職員たちからは、やり遂げてきた満足感と自信が感じられ、帰任報告をとても頼もしく聴かせてもらいました。再び市職員として仕事をしていく上でも、派遣中に得られた知識や経験、とりわけ派遣先の職員の皆さんとの絆は、職員たちにとって職務上も人生の上でも貴重な財産となることでしょう。それぞれが体得してきた経験やご縁を活かして、小田原市役所の事業や組織運営などについてどんどん提案し、そのレベルアップに繋げてほしいと、私からねぎらいと激励を伝えました。