令和4年度小田原市水道事業水質検査計画に基づく水質検査結果の概要について
小田原市上下水道局では、安全で良質な水道水をお届けするために令和4年度(2022年)小田原市水道事業水質検査計画に基づき、各水源地や浄水場の原水、浄水及び各配水池系統の管末の給水栓(蛇口)水について、定期的に水質検査を行いました。
水質検査結果については、次のとおりです。
1.給水栓水及び浄水の水質検査結果について
給水栓水及び浄水については、全項目(水道水質基準項目の全51項目)検査を年4回実施しました。
また、水質管理目標設定項目については、給水栓水にて14項目(第二水源地系統及び片浦地区については13項目)を年1回、高田浄水場の浄水については農薬類検査を年2回実施しました。
水質検査結果は、水道法による水道水質基準値【水質基準に関する省令(平成15年5月30日厚生労働省令第101号)及び水質基準に関する省令等の一部を改正する省令(平成27年3月25日厚生労働省令第29号)】を全ての地点で満たしており、水質管理目標設定項目についても目標値を満たしていました。
2.原水の水質検査結果について
原水(水道水のもととなる水のこと)については、全項目(水道水質基準項目の全51項目)のうち消毒副生成物等を除く39項目の水質検査を高田浄水場の原水、根府川第一水源地及び根府川第二水源地の各湧水は年4回、深井戸原水は年2回実施しました。
また、水質管理目標設定項目については、第二水源地No.1深井戸原水及び根府川第二水源地湧水(片浦地区)で11項目を年1回、高田浄水場の原水では12項目を年4回、農薬類検査を年2回実施しました。なお、第二水源地No.1、第二水源地No.2、米神水源地の各深井戸原水及び根府川第一水源地、根府川第二水源地の各湧水の農薬類検査を年1回実施しました。
水質検査結果は、年間を通じて全ての地点で良好な状態でありました。
3.給水栓水の毎日検査結果について
給水栓水の毎日検査(色、濁り、消毒の残留効果(残留塩素)の3項目)の結果は、水道法による評価値を全て満たしていました。
消毒の残留効果(残留塩素)は、水道法により蛇口で残留塩素濃度を水道水1リットル当り0.1ミリグラム以上保持するように定められています。また、1985年に当時の厚生省(現在の厚生労働省)が「おいしい水研究会」を設置して、「おいしい水の要件」を公表しています。
「おいしい水の要件」では、残留塩素は水道水1リットル当り0.4ミリグラム以下となっています。上下水道局では、皆様のご家庭の蛇口で残留塩素が水道水1リットル当り0.1ミリグラム以上を維持しつつ、「おいしい水の要件」を満たすよう、消毒薬品(次亜塩素酸ナトリウム)の注入量を調整し、市民の皆様に安全でおいしい水道水をお届けしています。
4.放射性物質の測定結果について
以上のとおり、令和4年度の水道水の水質検査結果は、良好でありました。引き続き令和5年度(2023年)も皆様に安全でおいしい水道水をお届けいたします。
詳細な採水場所及び水質検査結果は、次のとおりです。
なお、令和4年度の水質検査項目及び検査頻度は巻末に記載しております。
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項目別
4.過去の検査結果について
この情報に関するお問い合わせ先
上下水道局:浄水管理課(小田原市高田401)
電話番号:0465-41-1242