学校給食センターの一日(1)~作業開始から準備まで~
学校給食はどうやって作るのか、給食を食べたことはあっても、実際に見ることはなかなかありません。
小田原市では、学校給食センター、3つの共同調理場、小学校20校にある調理場で学校給食を作っています。
そのなかで一番規模の大きい学校給食センターを取り上げ、「学校給食センターの一日」として給食ができるまでをご案内します。
まず、小田原市ではどのような給食が出てくるのかみてみましょう。
小田原市の学校給食
小田原市では、地場産物を取り入れ、季節に合った献立を作り、安全で栄養バランスが取れた給食を提供しています。
小田原産の小松菜やほうれん草などの野菜、みかんやキウイなどの果物、小田原で水揚げされた魚など、地元で生産された農産物、水産物も給食で使われています。
主食 ご飯・パン・麺
ご飯 | 白米飯、桜飯(しょうゆ味)、赤飯、中華おこわなど |
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パン | ロールパン、食パン、コッペパン、黒パン、ぶどうパン・チーズパン・玄米パン、ソフトフランスパン・米粉パンなど |
麺(個包装) | ソフト麺、ホットラーメン、ゆでめん、パスタなど |
牛乳 1本(200ml)
おかず
- 料理は、手作りを基本としています。煮・揚・焼・汁・炒め物など、加熱調理した献立2品が基本ですが、毎日変化をつけるよう心がけています。デザートがつくこともあります。
- 和風料理は削り節でだしをとり、洋風や中華料理はとりガラ・豚骨などのスープを使います。シチューやグラタンに使うルーは、バターで小麦粉を炒めて作ります。
- 食材は安全性を優先し、品質のよいものを使用しています。
- 野菜・魚・肉は、原則として国産品を使用し、食品添加物は極力使わないようにしています。
- 地産地消を推進しています。
学校給食はどこで作っている?
小田原市では、小学校20校、学校給食センター、共同調理場3場の計24箇所で小中学校の給食を作っています。
小学校20校の給食室では、その小学校で食べる給食を作っています。
また、学校給食センター、共同調理場3場では、給食を作ったあと、小学校5校、中学校11校、幼稚園2園まで給食を運んでいます。
このページでは、「学校給食ができるまで」を案内していますが、学校のホームページでは、その日にどんな給食が出たか、先生方のコメントと一緒に「今日の給食」コーナーで写真を載せている学校もあります。
これらの給食の写真は、学校のホームページで見ることができますので、下記の「各学校のホームページ」からご覧ください。
学校給食センターの紹介
小田原市では、約16,000食の学校給食を作っていますが、そのなかでも学校給食センターでは、市内の中学校8校の給食を毎日約4,500食を作っています。
学校給食センターは、昭和47年に建てられ、これまで40年近く学校給食を作り続けています。
学校給食センターの一日(作業開始から準備まで)
作業開始
朝7時45分から作業を開始します。マスクをつけ髪の毛が帽子から出ないようにし、身支度を整え、手洗いをします。
石鹸をよく泡立てて、爪ブラシを使い、手のひら、手の甲、爪や指の間、肘まで丁寧に時間をかけて手洗いをします。
作業前、トイレの後、仕事の変わり目には特に念入りに洗います。
朝の体操
作業前に腰痛予防体操をしています。
約4,500食分の大量の食材を扱うため、腰痛等にならないよう日頃から健康管理を心掛けています。
朝の打ち合わせ
手指にけがをしていないか、白衣に髪の毛等付着していないか確認をします。
その後、今日の献立の作業手順等を確認するために打ち合わせを行います。
朝の消毒
作業台、釜等は消毒をしてから使います。
野菜の検収
野菜の品質、数量、産地を確認します。
肉の検収
肉、魚、豆腐等は当日朝納品されたものを、栄養士と調理員が品質、数量、産地を確認します。
ホウレンソウの洗浄
ホウレンソウは下処理室で根を切り落とし、水槽で3回水を取り替えて洗います。
裁断室で切ってから茹でて使用します。
キャベツの洗浄
キャベツも下処理室の水槽で3回水を取り替えて洗います。土汚れや虫などを取り除きます。
給食の調理、学校給食センターの午後の仕事については、下記のリンクページをご覧ください。
学校給食センターの一日(調理から釜の洗浄まで)に続きます。
この情報に関するお問い合わせ先
教育部:保健給食課 給食係
電話番号:0465-33-1693