小田原市農業の概要・農林畜産物の栽培面積など
小田原市農業の概要
温暖で穏やかな気候と豊富な水に恵まれている本市の農業は、市の中心部を流れる酒匂川流域に広がる水田地帯の稲作と、南部から西部にかかる箱根山麗、東部の曽我丘陵に見られる樹園地のミカンを主体とした果樹に大別されます。
また、東部、下中地区では畜産が盛んに行われています。
主要農畜産物の農業産出額の第1位は、栽培面積546haに及ぶみかんであり、以下、米、生乳、日本なしとなっています。
近年、ミカンの生産が価格の不安定から下落の傾向にあり、また、水田の転用とこれに伴う農業従事者の減少および国の施策による需要調整により米は年々減少しています。そのため、ミカン園地ではキウイフルーツや梅へ、水田では野菜、イチゴ、花き等への転換により、集約的な栽培で自立経営を目指す農家が増加しています。また、落葉果樹では、梅が本市の特産として曽我地区を中心に古くから栽培されているほか、梨は酒匂川流域を中心に栽培されており、今後、土地基盤整備事業による道路網の整備と相まって観光事業として発展が期待されています。
さらに、地域農産物の高付加価値化と遊休農地の解消を目指した農業が進められており、農業生産法人や株式会社・NPO法人などによる農業参入、小田原わいんシリーズを始めとした特産品開発による農産物のPR、小田原十郎梅及び湘南ゴールドのブランド向上に向けた取組など、本市ならではの農業が展開されています。
農家戸数(2010年農業センサスによる)
農家戸数 | 販売農家(専業農家) | 販売農家(第1種兼業農家) | 販売農家(第2種兼業農家) | 自給的農家 |
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農業世帯員数及び農家戸数(2010年農業センサスによる ※総人口、総世帯数については国勢調査による)
総人口 | 農家人口 | 割合 | 60日以上自営農業に従事した世帯員数(販売農家) | 総世帯数 | 農家戸数 | 割合 |
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耕地形態別経営耕地面積(2010年農業センサスによる)
経営耕地総面積 (田) |
経営耕地総面積 (畑) |
経営耕地総面積 (果樹園地) |
経営耕地総面積 (計) |
耕作放棄地 (販売農家) |
耕作放棄地 (自給的農家) |
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農林畜産物の栽培面積など
農業
農業産出額 | 1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | 6位 |
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種別区分 | みかん | 米 | 生乳 | 日本なし | キウイ | ほうれんそう |
収穫量 | 11,400t | 2,140t | - | 478t | 597t | 591t |
作付面積 | 546ha | 467ha | - | 25ha | 58ha | 43ha |
(平成18〜19年神奈川農林水産統計年報による)
※農業産出額:市町村別の品目別生産数量に品目別農家庭先販売額を乗じて求めたものです。
区分 | 乳用牛 | 肉用牛 | 採卵鶏 | 馬 | めん羊 | 山羊 | 豚 | あひる |
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農家数 | 13戸 | 1戸 | 11戸 | 3戸 | 1戸 | 4戸 | 1戸 | 1戸 |
頭・羽数 | 245頭 | 38頭 | 6,333羽 | 39頭 | 4頭 | 16頭 | 4頭 | 2頭 |
林業
区分 | 国有林 | 県有林 | 市有林 | 財産区有林 | 私有林 | 計 |
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面積 | 38ha | 823ha | 185ha | 352ha | 2,819ha | 4,216ha |
区分 | 生産高 | 区分 | 生産高 |
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素材 | 1078.2立方メートル | 生しいたけ | 6.8t |
樹苗 | 5,987本 | タケノコ | 6.3t |
マンネンタケ | 2.5t |
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経済部:農政課
電話番号:0465-33-1494