ときめき国際学校(友好都市オーストラリア・ノーザンビーチーズ市との交流)
ときめき国際学校とは
小田原市では、「地域の国際化・市民参加・青少年育成」を進めるため、平成3年度から、友好都市であるオーストラリア・ノーザンビーチーズ市(旧マンリー市)との相互交流事業「ときめき国際学校」を行っています。
ときめき国際学校では、ノーザンビーチーズ市と小田原市の中学・高校生がホームステイをしながら、文化体験等をとおして、国際感覚を磨きます。
ノーザンビーチーズ市に渡る中学・高校生たちは、小田原を代表する「ときめき親善大使」として、小田原で友達になったノーザンビーチーズ市の中学・高校生の家庭にホームステイをし、市役所を訪問したり、また、雄大な自然の中でファームステイを体験したりします。多文化が共生するオーストラリアで、文化の違いや国際人としての行動を学びます。
2019年ときめき親善大使
どんなことをやっているの?
プログラムは、「事前研修」「海外交流」「国内交流」「事後研修」のプログラムから構成されています。国内交流と海外交流では、小田原市の生徒とノーザンビーチーズ市の生徒でペアを組み、ペア同士でホームステイをしながら、お互いの国でそれぞれ10日間ほどの交流をします。
事前研修
グループワークを通じて、参加者同士の団結を深めます。また、ときめき国際学校での交流が充実したものとなるよう、日本・オーストラリア両国の文化、海外でのマナー、英会話などを学びます。
海外交流
小田原市の中学・高校生が、オーストラリア・ノーザンビーチーズ市の中学・高校生の家庭にひとりずつホームステイをしながら、市長表敬訪問や学校登校、社会見学などを行います。また、乗馬や野生動物とのふれあいなどが楽しめるファームステイも行います。
国内交流
ノーザンビーチーズ市の中学・高校生が小田原を訪れ、ホームステイをしながら、小田原市の中学・高校生と、日本文化体験などを通して交流します。
事後研修
ここまでの研修や交流を通じて学んだことをまとめ、自分たちの言葉で市民の皆様に伝えます。また、小田原市内で行われる各種イベントに参加し、活動をPRします。
交流の始まり
交流の始まりは、小田原市が国際交流年を翌年に控えた1990年、ときめき国際学校実行委員会会長である尾﨑紀昭氏が「未来・夢・平和」という理念で、ときめき国際学校実行委員会を設立し、第1回目の交流が始まりました。第2回目から小田原市と共同の事業として実施し、現在の交流に至っています。当時、元マンリー市長で姉妹都市委員会会長であった故ジョアン・ソーバン女史が受入れの中心となって以来、両市の青少年相互交流が続けられています。
旧マンリー市は、オーストラリア東部のニューサウスウェールズ州、シドニーの中心街から約11kmの距離にあり、ノースヘッドと呼ばれるシドニー湾の北東に位置し、面積は約15km2、人口は約4万人で、オーストラリアでは中規模の自治体(カウンシル/council)でした。
マンリーという地名は、1788年、第一次移民船団を率いるアーサー・フィリップ船長が囚人のための土地を求めてここに上陸したとき、男性的な体つき(男性らしい=MANLY)の先住民族アボリジニが彼らを迎えたことに由来しています。
現在、マンリー市は2016年5月12日に近隣のワリンガ市・ピットウォーター市と合併し、ノーザンビーチーズ市となりました。
ときめき国際学校でのエピソードを広報小田原平成22年4月1日号で紹介しました。
これも、長い間の交流による信頼から生まれた、国際平和を考えさせられる話です。
ぜひ、ご一読ください。
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この情報に関するお問い合わせ先
文化部:文化政策課 文化交流係
電話番号:0465-33-1703