天然記念物 ・総世寺のカヤ
総世寺のカヤ(市指定 昭和49年3月30日)
【所有】 久野3670 総世寺
【所在】 久野3670 総世寺
【樹名】 カヤ(いちい科)
【概説】
総世寺の総門をくぐると、すぐ西側に目通り幹囲り5m近いカヤの太い幹が、すそを広げたように堂々とした姿で立っています。カヤは、地上4m位のところから枝を順次放射状に出し、密に枝葉を伸ばして円形に近い樹冠を形作っています。幹の一部が損傷していますが、樹勢は極めて旺盛です。
市内の社寺林には、カヤが多く植えられ、大木も見られますが、この木が最大で、ほかには目通り幹囲り4m以上のものには出会いません。ただ城山4丁目の伝肇寺にある北原白秋ゆかりのカヤ(目通り幹囲り2.5m)が、文学的史跡に関連したものとして取り上げることができます。
社寺林でカヤが構成樹木として主要な役割を果たしているところをあげると、扇町3丁目の八幡神社、飯泉の八幡神社、入生田の山神神社などの社叢で、いずれも目通り幹囲り2mから3mのものが数本ずつあります。
項目 |
目通り幹囲 |
株元周囲 |
樹高 |
枝張り状況 |
計測値 |
5.3m |
約10m |
約25m |
東西18m |
この情報に関するお問い合わせ先
文化部:文化財課
電話番号:0465-33-1717