天然記念物 ・眞樂寺のボダイジュ
真楽寺のボダイジュ(市指定 昭和56年3月30日)
【所有】 国府津3-2-22 眞樂寺
【所在】 国府津3-2-22 眞樂寺
【樹名】 ボダイジュ(しなのき科)
【概説】
国府津の眞樂寺は、現在真宗大谷派の寺院ですが、古くは聖徳太子の開基(寺を建てた人)による天台宗の古刹(由緒ある寺)で、その後、親鸞上人がこの寺に居住した縁によって浄土真宗に改宗し、改めて親鸞上人を開山(寺を開いた僧)とした寺です。
このボダイジュは、寺の本堂西側、JRの線路を背にした所に立つ古木で、周囲は一段高く石垣で囲まれています。
新編相模国風土記稿にも当時のボダイジュの記述があります。それによると、「菩提樹、親鸞手植のものと云、囲7尺」とあり、当時は幹回り2.1mの大樹で、単幹であった事が分かりますが、現在ある菩提樹は、株元が3幹で、そのうち2幹が分岐して双幹となり、計5幹となっています。
これは、今から130年ほど前、眞樂寺に火災があり、その時この木も損傷し、幹の部分が枯れて株だけが生き残っていたものが、その後ひこばえ(株元から生える幹)が生え、成長したものが現在の木のようです。
この木が親鸞上人の植えたものかどうか、はっきり断言できませんが、樹齢360年位と推定できるので、植え継がれたものかも知れません。
項目 |
目通り幹囲 |
株元周囲 |
樹高 |
枝張り状況 |
計測値 |
2.23m |
約6.5m |
約12.0 |
東西13m |
この情報に関するお問い合わせ先
文化部:文化財課
電話番号:0465-33-1717