市有建築物の計画的な保全に向けて
本市の公共建築物は昭和40年代から50年代に一斉に整備しているため、築30年以上の建築物の面積が約80%に達しています。さらに、平成28年度末時点で標準的な耐用年数を超えて使用している部位(外壁、屋上防水や設備機器などの建築物の各部分のこと)は、約66%で、今後、修繕等が必要な箇所が集中的に発生する可能性があります。
一方で財源は限られているため、一層の効果的・効率的な工事執行が必要となります。また、事故を起こすことがないように、安全性の確保に取り組んでいかなくてはなりません。
市有建築物維持修繕計画を策定しました(令和2年3月改訂)
「公共建築物マネジメント基本計画」に基づき、市有建築物の計画的な保全と長寿命化を推進していくために、保全の考え方や具体的な取組方法をまとめた「市有建築物維持修繕計画」を策定しました。
市有建築物維持修繕計画(令和2年3月改訂) PDF形式 :972.8KB
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建物の劣化調査をしました(平成25年度~26年度)
市有建築物の基礎データを収集するため平成25~26年度に劣化調査を行いました。
外壁や屋根、空調設備など建築物を構成する部位ごとに、劣化状況や標準的な修繕等の時期を過ぎている箇所を調査しました。
調査時点で、築年数が30年以上の建物の面積は、全体の約75%に達しており、標準的な修繕等の時期を過ぎている部位も多くみられました。
標準的な修繕のなどの時期を過ぎている部位数の割合
市有建築物の築年数による分布状況(床面積)
代表的な劣化の状況
コンクリートの中の鉄筋が、さびてふくらみ、表面のコンクリートが割れています。
雨が浸入しないよう屋上を覆っている防水シートが、劣化し破れています。
水をくみ上げるためのポンプが、劣化しさびています。
木造建物の外壁などが腐っています。
雨漏りにより天井にシミやカビができたり、天井の板がふやけてはがれています。
設備機器の制御盤のカバーがさびています。
保全活用のための意識改革に取り組んでいます
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この情報に関するお問い合わせ先
総務部:資産経営課
電話番号:0465-33-1322