「健康」をテーマとしたライオン株式会社との若手交流会

本市が目指す新たな将来像「世界が憧れるまち“小田原”」の実現には、独自のノウハウや各種資源を有する民間事業者等との連携強化や、柔軟な発想やアイデアを持つ、若者や女性の活躍が必要だと考えています。
この度、市内に工場・研究所を有するライオン株式会社から、「健康」に関する市政課題の解決に向けた連携についてご提案があり、同社の若手社員と市若手職員(福祉健康部、入庁1~2年目職員)による交流会を設け検討を行い、令和4年8月29日にライオン株式会社ウェルビーイング研究所長や市長に対し、提言を行いました。

報告会(令和4年8月29日)

小田原市民に密着し、より良い健康習慣を届けることで健康寿命の延伸を目指すことを目的とし、「歯科検診促進チーム」「昼歯みがき促進チーム」「子ども歯みがきチーム」にわかれ、施策を検討しました。

歯科検診促進チーム(生活援護課)


課題

  • 生活保護利用世帯の健康診査受診率は一般世帯に対して低く、歯科検診受診率は0.82%である。
  • 2030年までに歯科検診受診率を10%まで上昇させる。

取組内容

  • 6月末から生活保護利用世帯(2,500世帯)に、オーラルケアの意識向上、現状確認を目的としたチラシを配布した。生活保護利用世帯のオーラルケア意識や歯みがき回数は少ない傾向にあり、実態に沿った情報提供が必要である。

昼歯みがき促進チーム(保険課)

課題

  • 国民健康保険被保険者一人当たりの医療費、高額療養費が増加傾向にある。
  • 口腔環境の悪化は、様々な全身疾患につながることから、口腔ケアは重要。

取組内容

  • 多くの人にとって身近な歯みがきから健康意識を向上させたい。
  • 今後のアプローチの検討材料とするため、実証的に市職員を対象とした口腔ケアの意識に対するアンケートの実施と、市役所内のトイレに昼歯みがきのメリットを伝えるポスターを掲示した。

子ども歯みがきチーム(健康づくり課)

課題

  • 妊婦健診やかかりつけ歯科医を持つ割合が低い傾向にあることから、正しいオーラルケアの重要性が伝わっていない可能性がある。

取組内容

  • 2歳歯科検診対象者に、かかりつけ医の推奨や正しい口腔ケア習慣の普及を行うことを目的として、チラシと仕上げ歯みがき専用のハブラシを配布した。
  • 仕上げ歯みがきの実態調査を行った結果、普段の仕上げみがきには、「子ども用のハブラシ」を使っている人と「仕上げ歯みがき専用のハブラシ」を使っている人の割合は同程度であることがわかった。
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まとめ

  • 今回目標であった現状を知ることは達成できた。
  • 「健康」についてのテーマから具体的な策を実施するまでの全体の流れを経験し、様々な反省点を見つけることができた。
  • 若手同士で活発に意見し合うことができ、物事を多角的に考えることができた。
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交流会(令和4年2月から8月)

  • 健康でいるために心がけていることについて意見交換
  • 理想と現実のギャップ
  • それぞれが担当する業務の「健康」に関する課題の共有
  • 課題に対しての解決策の検討

この情報に関するお問い合わせ先

企画部:未来創造・若者課 共創・若者活躍係(おだわらイノベーションラボ)

電話番号:080-4429-6253

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