令和4年度 多摩大学ながしまゼミ連携事業「おだじぎょ」

高校生や大学生と市内事業所の交流促進を図る「おだじぎょ」プロジェクトは、多摩大学経営情報学部ながしまゼミの学生から提案を受け、本市と連携する事業として、高校生や大学生などの若者と、市内事業所との交流により、将来的に本市へのシビックプライド(市に対する市民の誇り)を醸成し、地域活性化につなげることを目的としています。

小規模勉強会(令和4年11月4日)

ながしまゼミの学生の司会により、小規模勉強会を実施しました。
小規模勉強会とは、高校生、大学生が、市内事業所のSDGsの取組をはじめとした会社概要の説明を受け企業理念などの理解を深めた後に、参加した市内事業所と学生がクロストークを行うものです。
当日は、地元の高校生(2名)、多摩大学経営情報学部ながしまゼミの学生(3名)と市内事業所(4社)にご参加いただき、「地元の学生と協働したいSDGsに関する取組」をテーマにクロストークを行いました。
※クロストーク…座談会、言い合いやおしゃべり

市内事業所(4社)

  • 株式会社JSフードシステム
  • 株式会社デコリア
  • フロンティア1株式会社
  • 株式REXEV
小規模勉強会写真
小規模勉強会写真
市内事業所から高校生に対し、会社概要と各社のSDGsに関する取組をご説明いただいたあと、大学生へマーケティング戦略に生かせる若者ならではのSNSの活用や地元の地域貢献活動に対する気持ちなどについて問いかけがあり、参加した学生からは、SNS利用実態や自分の住んでいるまちの魅力について率直な発言がありました。

クロストーク終了後、参加者からは「こどもや若者が参加可能なSDGs活動があることを知ることができた」「若者でも事業所のSDGsの取り組みを一緒に考え、協力できることがわかった」「若者の情報ツールにはSNSが必要不可欠であることを再認識した」「SDGsを軸に共通の話題をもって、若い世代の方と知り合えたことが良かった」などの感想がありました。

多摩大学 長島教授コメント

まちの魅力は、働きたいまちかということがとても重要。
高校生や大学生が「おだじぎょ」プロジェクトを通して市内事業所を知る機会となり、将来小田原に戻って仕事をしたいと思われる魅力あるまちづくりが大切である。

小田原市 未来創造・若者課長コメント

SDGsをテーマに若者と市内事業所の方をつなぐコミュニケーションの場になった。
今後、各ニーズをつなげていくうえでの気づきを得ることができた。

会社見学会(令和4年12月2日)

小規模勉強会でそれぞれの事業所の取組を学んだ参加学生は、3チームにわかれ会社見学会を開催しました。
職場・工場見学を通して各企業の取組を学ぶとともに、若手社員との交流会を実施することにより、市内事業所への関心を深めました。

参加学生の声

  • 働いている人がすごく楽しそうで、素敵な人がたくさんいる企業が小田原にあることを知ることができた。
  • 毎日家で見ている壁紙の製造工程を見学することができた。様々な立場の人の協力が、必要不可欠だと感じた。

市内事業所の声

  • 若い学生さん達が工場見学に来てくれて、社員たちにも良い刺激になった。 「見られる」ことでモチベーションがあがり、ワークエンゲージメント向上に繋がった。こうした取組を通して、自社のファンづくり(ブランディング)をすすめ、リクルートにもつなげたい。
会社見学会のようす
会社見学会のようす
会社見学会のようす
会社見学会のようす
会社見学会のようす
会社見学会のようす

会社見学会報告及び懇談会(令和5年1月17日)

12月に実施した会社見学会及び同プロジェクトの振り返りと懇談会を、多摩大学ながしまゼミ生進行のもと、実施しました。
振り返りと懇談会は二部構成になっており、参加学生から会社見学会で得た学びを発表後、おだじぎょプロジェクト全体を通しての発表を行いました。

参加学生の声

  • 幅広いお客様をターゲットに、事業展開していることを学べた。
  • 訪問前に想像していた事業内容だけでなく、サービス・インフラに携わっている企業であることがわかった。
  • 日常生活に身近なサービスから人々の認知度向上を図り、理解を得ることで、人々の暮らしを豊かにし、地域経済を活性化させていることに気付くことができた。

市内事業所の声

  • 自社の取り組みを外部の方へ知ってもらう機会がないので、会社見学会でPRすることができた。
  • 高校生や大学生と意見交換できたことが新鮮だった。
おだじぎょ写真
おだじぎょ写真

多摩大学 長島教授コメント

本プロジェクトは、高校生、大学生、市内事業者、自治体等の様々な立場が連携し、小田原市の地域活性化やまちづくりに取り組みながら、ともに新しい価値を生み出す「共創」のきっかけとなった。

小田原市 未来創造・若者課長コメント

高校卒業時が地元を離れる機会となっていることは、地域の問題意識の1つとして捉えている。
今回の経験を踏まえてブラッシュアップを図り、小規模に展開しながら、次へつなげることが大切である。

この情報に関するお問い合わせ先

企画部:未来創造・若者課 共創・若者活躍係(おだわらイノベーションラボ)

電話番号:080-4429-6253

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