今週に入ってから、連日30℃前後の日が続きました。5月下旬にしての真夏日に、昨年の暑く長かった夏を思い出します。週末も公務で動いている中、昨日の午前中は少し時間を空けてもらっていたので、市議会6月定例会が始まって動きが取れなくなる前に、伸びゆく草を刈っておこうと、城山の畑で3時間の草刈り作業。退任中、ブドウ畑やレモン畑での長時間の草刈りは日常作業で、夏でも難なくこなしていましたが・・・カラダがなまっているなと感じました。
19日、洋菓子店「MAISON GIVREE」のパティシエ・江森宏之さんが、市役所を訪ねて下さりました。前の任期中にも、小田原の柑橘をふんだんに用いた多彩なスイーツを開発、その報告に何度かお越し頂いており、久しぶりの再会でした。江森さんは湘南ゴールドをことのほか愛され、この日もケーキ、ジェラート、メレンゲ、シロップ、ゼリー、ピールなどのラインナップをご持参。加えて、最近注目されている苺「かなこまち」(小田原産)を使った新作のスイーツやケーキも。湘南ゴールドの黄、かなこまちの赤、パッケージに用いる青のコントラストが、とても明るく健康的。少し味見をさせて頂きましたが、それぞれの素材が持つ爽やかな酸味と甘みが、主張し過ぎず、でもしっかりと伝わってきます。近いうちに小田原にも売り場を設けると共に、引き続き小田原のフルーツを活かした商品作りを進めたいとのこと。とても楽しみです!

20日は品川区長の森澤さんご一行と途中で別れ、市内2カ所の総会へ。
まず、下中の「こゆるぎ」で開かれた、小田原市橘商工会の年次総会。森・里・川・海をすべて有し、多彩な地場産業と、相模人形芝居下中座など固有の文化資源をもつ橘地域の、様々な活動を担う中心的な存在。長年続けてこられた「みんなの花火」や「出張商店街」はいったん終了となっていますが、地域の皆さんの結束は強く、青年部もしっかりした面々が活躍されています。中小企業にとっては厳しい時代ですが、橘地域の豊かさを活かし、持続可能な地域の姿を目指してほしいと祝辞をお伝えしました。
そこから箱根町湯本へ。小田原箱根商工会議所の会員大会に参加。「知って、活かして、つながるビジネス交流フェア」と題し、プログラムも会場設営も会員間の交流に主眼を置いたものになっていました。広い会場は大きく2つに分けられ、着座での講演エリアと、軽く飲食しながら会員企業の情報に触れることができる交流エリアに。常に新たな取り組みにチャレンジし続ける鈴木悌介会頭の思いが、会員大会のこうした設営にしっかりと反映されていました。大会の中では新入会員の紹介コーナーがあり、14者の皆さんが壇上でPRをされましたが、いわゆる商工業だけでなく、不登校や発達障害の子どもたちを支える活動や、リハビリテーションに関わる専門職の皆さんなど、「会員」の職種の幅がとても広がっていると感じました。「商工会議所」という活動が、地域経済を担いつつ、地域の課題解決にも大きく貢献する時代なのだと、改めて実感したところです。