5日、爽やかな晴天となりました。日中はかなり気温が上がりましたが、湿度が低かったせいか、さほど暑さを感じませんでした。職員たちも半袖姿がグッと増えてきました。立場上、上着を着る機会が多いですが、できれば半袖で涼しく軽やかに過ごしたいものです。
小田原地区高等学校定時制教育振興会の総会にて、会長としてご挨拶。定時制高校は、市内では小田原高校と小田原城北工業高校の県立2校で開設されており、そこで学ぶ生徒たちを様々に支援しています。奨学金の支給、就学精進生徒の表彰など、両校教職員の献身と、地域の企業・諸団体のご理解・ご協力によって活動が成り立っています。改めて感謝をお伝えしました。

JR東海新大阪駅の駅長である酒井英樹さんが、市長室を訪ねて下さいました。酒井さんは2018年から2021年までJR東海小田原駅長を務められ、当時小田原市がたいへんお世話になったお方。小田原駅長から新横浜駅長を経て、現在は新大阪駅長。現在開催されている大阪・関西万博の開催期間に合わせて、東海道新幹線の沿線への誘客に繋がればと、新大阪駅構内の窓口付近に沿線各地域のPRコーナーを設置されることとなり、その第1弾として「以前お世話になった小田原」をPRして下さるとのこと。たいへん嬉しいお申し出です。万博への来場者で、連日たいへんな賑わいとなっている新大阪駅。ありがたいご配慮にしっかりと応えていきたいと思います。
伊豆箱根鉄道(株)の伍堂社長ほか皆さんがご来室。市民にとっての大切な「足」である大雄山線がこの10月に開業100年を迎えるに当たり、現在企画されておられる記念の諸事業についてご報告と協力のご依頼がありました。開業の大きな目的が大雄山最乗寺への参詣客の輸送であったことから、10月に大雄山駅で記念式典を開催するほか、最乗寺にて様々な企画が準備されています。まだ公表できませんが、市民にとっては嬉しい企画も用意されているようです。伍堂社長が「下駄電」と言われるように、まさに沿線住民にとっては通勤通学を始め日常に無くてはならない大雄山線。地域をあげて、100周年をお祝いしたいものです。
午後から、市営住宅の現状を視察。
市内の18カ所に設置されている市営住宅は、総戸数が1,560、築年数は最も古いもので66年、新しいものでも30年が経過しています。視察は、最も古い部類に入る市北東部の春木住宅、比較的新しい桜井地区の浅原住宅、その中間的な螢田住宅の3カ所。古い住宅は建物の老朽化と入居者の減少および著しい高齢化、築年数の浅い住宅は4~5階建てのため高層階への入居者が少ないこと、全体的には市営住宅という一つのコミュニティが高齢化により自治機能が低下していることなどが、大きな課題になっています。
市では「市営住宅ストック総合活用計画」を策定して中長期の視点で維持や整備に取り組んできています。入居者の高齢化への対応、老朽化の著しい住宅の維持修繕、コミュニティ維持に向けた活用策など、課題解決を進めつつ、「市営住宅」という空間をできるだけ活かす取り組みを検討していきたいと考えています。