天気の週間予報に、ズラリと傘マークが並ぶようになりました。今日・明日あたりから関東甲信地方も梅雨入りとなりそうです。7日・8日の週末には各所で市民の皆さんによる田植えが行われ、私も「メダカサポーターの会」の皆さんと鬼柳の田んぼにて作業をご一緒させて頂きました。コメを巡りこの国の農業の危うさが露呈している中、市民の皆さんが我がこととして農に関わることがいよいよ重要になっています。私たちのいのちを支える身近な田畑を、地域を挙げて守っていかねばなりません。
6日、令和7年度関東高等学校テニス大会の開会式が、小田原アリーナで開かれました。関東の1都7県より、よく日焼けしたテニス選手たちが集う中、開催地市長として歓迎の挨拶をさせて頂きました。若い皆さんの、青春まっただ中の姿を眩しく拝見しながら、小田原高校時代に山岳部として、2年の時に関東大会出場、3年の時には全国大会(インターハイ)に出場した記憶が蘇りました。勝利を目指しつつ、各地から集う仲間たちとの交流を大切にしてほしいと伝えました。

夕刻は、「市民と市長との地域活動懇談会」で、十字地区へ。会場となった天神山(第29区)公民館は国道一号線を見下ろす天神山の上、山角神社の境内にあります。築年数が60年を超えているであろう歴史を感じる公民館にて、「自治会長らの世代」と「祭礼を担う青年会などの若手世代」の融合をいかに進めるか、自治会の境を越えて集まれるような夏祭りをどう開催するかなど、大切なテーマが活発かつ和やかに話し合われました。
7日、午前中に3カ所を訪ねました。
朝一番で、今年で49回目を迎えた「山王川・久野川一斉清掃」へ。昭和49年からスタートし、すでに半世紀にわたって取り組まれてきた貴重な活動です。主催は、久野・二川・芦子・足柄・山王網一色の5地区の自治会連合会で構成される「山王川・久野川を美しくする会」。開会セレモニーが行われた井細田八幡神社には、流域の住民の皆さんを始め、富士フイルムや小田原衛生美化サービスなどの企業、旭丘高校の大勢の生徒さん、河川管理者である神奈川県職員などが参集。小田原市職員も多数参加し、作業が進められました。かつて蛇行を繰り返していた山王川久野川の河川改修が先人たちの努力によって1925年に完成し、今年がちょうど100周年。7月には記念式典も予定されています。
開成町では、第38回となる「開成町あじさいまつり」の開会式に参加。よく晴れて汗ばむような陽気となり、朝から多くの来訪客で賑わっていました。町民が毎年丹念に手入れを行っていることで、田園沿道のあじさいは見事に育ってきています。年々来訪者も増えており、まちづくりにおける「花」の力を感じます。
三の丸ホールでは、「第29回 西さがみ文芸展覧会」を拝見。エッセイ、創作、詩、俳句、川柳、短歌、書画、詩画、写真など、様々なジャンルで活動されている会員の作品が展示され、盛りだくさんの内容。特別展として、西さがみの文芸に大きな足跡を遺された故・播摩晃一さんに関する特別展示も。私も以前お世話になっていたこともあり、懐かしく拝見しました。