市長の日記

市長の日記

2025年06月10日(火)

里山活用に向けた視察 ほか

 8日、ダイナシティウエストのキャニオン広場にて「令和7年度おくちのけんこうフェスティバル」が開かれました。小田原歯科医師会と小田原市が共催で開催、今年で10回目となります。コロナ禍以降、令和4年度はマロニエで行いましたが、昨年度からダイナシティを会場としたことで、立ち寄って下さる市民の数もぐっと増え、盛況となりました。
 小田原市の健康増進計画では以前より「歯科保健の推進」を重点施策に位置づけ、歯科医師会と緊密に連携しながら様々な取り組みを行ってきました。この日も小さなお子さんからシニア層までが「お口の健康」に関心を持ってもらえるよう、様々なテーマでブースを展開。歯科医師会のほか、薬剤師会、県歯科技工士会、神奈川歯科大学、小田原保健福祉事務所など、多数の団体の皆さんにもご協力頂きました。私も、歯科医師会の安西会長・曽根副会長との対談などを通じ、来場者の皆さんに口腔からの健康づくりの大切さをお伝えしました。
 9日は、雨が降り始めた午後、市内府川の山林へ。県立おだわら諏訪の原公園の未開園区域の現状確認のため、建設部職員らと第2期・第3期計画予定地の中を歩いてきました。諏訪の原公園は、第1期の整備完了・開園からかなりの年数が経ちましたが、第2期・第3期のエリアについては、都市計画決定がされているものの事業化が全く進んでおらず、その間耕作放棄や山林の荒廃が進んでいます。県は、諏訪の原公園も含めた県内5カ所の大型公園について計画を事実上休止しており、事業化の見通しは立っていません。
 第2期・第3期の計画地は大まかに言って、飯田岡から登っていく楠坂を東側、フラワーガーデンや環境事業センターとの境を南側、広域農道を西側、南足柄市との境を北側とする、約48haもの山林および農地。小田原市域の中でも、市街地に近い広大な里山ゾーンであり、ここがうまく整備され活用されれば、市民生活にとっても様々なメリットがあります。
 県との調整はさておき、このエリアの活用可能性について検討すべく、この日は踏査できる道をたどり、それぞれのエリアの状況をつぶさに確認しました。人工林、竹林、自然林、沢筋、耕作放棄地、農地、草地など、現況は様々。全般的に荒れつつある印象は拭えませんが、4年間で幾つもの荒れ地の開拓を手がけた私としては、手を入れていけば魅力的な空間になると思える場所が幾つもありました。今後、活用に向けた様々なアプローチについて、まずは庁内で検討を進めたいと思います。            
​​​​​​​ 夕刻、この4月に小田原鳶職組合の組合長に就任された磯﨑保さんと、副組合長の湯川吉寛さんがご来室。着任のご挨拶と、今後の活動に向けたご提案などを頂き、しばし歓談させて頂きました。130年以上の歴史を持つ小田原鳶職組合は「小田原古式消防記念会」としても活動をされており、毎年1月の消防出初式での「はしご乗り」や北條五代祭りでの「纏(まとい)ふり」などで、市民に親しまれています。課題は会員数の減少で、はしごの乗り手も一般募集を始めておられるとのこと。市民の前で勇姿を披露する機会が増えるよう、市のお祝い事などでもできるだけご登場頂きたいと思います。

2025/06/10 11:53 | 未分類

 

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