市長の日記

市長の日記

2025年06月12日(木)

ライドシェア運行開始、森林組合から寄贈 ほか

 11日、朝一番で「日本版ライドシェア」の運行出発式が市役所正面玄関前にて行われました。「日本版ライドシェア」は、地域交通を支える運転手の人材不足が深刻な中、自家用車や一般ドライバーによる運送サービスを行う事業で、令和6年3月から全国各地で導入が始まっています。県内では、既にライドシェア事業が行われている3交通圏に続き、小田原交通圏での運行がこの日からスタート。これにより、神奈川県では首都圏で初めて、県内全交通圏での運行が実現となりました。出発式には、国土交通省関東運輸局、神奈川県、全国ハイヤー・タクシー連合会、神奈川県タクシー協会など、関係諸機関の代表の皆さんが参列、テープカット。その後、実際にアプリを使って配車するデモが行われました。
 小田原でも、タクシーやバスの運転手減少により地域交通に不便が生じており、市民生活にとっても観光振興にとっても大きな課題となっています。今回の運行開始が、こうした状況の改善につながっていくことを期待するものです。
 午前中は、市議会6月定例会における、議案関連の質疑が行われました。小田原箱根商工会議所の移転に対する支援、スポーツ会館の改修に対する支援、新型コロナウイルスワクチン接種の実施、市立病院の名称変更などに、6名の議員より質疑があり、それぞれに執行部として答弁。詳細の審議は本日以降の常任委員会にて行われます。

 午後、小田原産木材を用いた木製什器(テーブル3台、ベンチ21脚、椅子14脚)が、市内の富水小学校と町田小学校に寄贈されたことを受け、感謝状の贈呈を行いました。寄贈頂いたのは、小田原市森林組合、ウエインズトヨタ神奈川(株)、東京海上日動火災保険(株)の皆さん。「地域振興」「生物多様性」「子どもの育ち」などの観点で地域支援に取り組んでおられるウエインズトヨタ神奈川さんが、お付き合いのある東京海上日動火災保険の横浜ベイサイド支店を通じて小田原市森林組合と繋がったのが契機となり、「豊かな森林環境の保全、持続可能な林業の実現、森林資源を次世代に繋ぐ」などの目的で、今回の寄付の実現に至ったものです。木製什器の製作は市内の木工事業者である(株)ラ・ルース。
 市森林組合に感謝状を贈呈させて頂き、それぞれの皆さんには引き続き小田原での「木」にまつわる取り組みなどへのご支援をお願いしました。加えて、ウエインズトヨタ神奈川さんには、貴重なメダカの生息する鬼柳・桑原の田んぼで収穫される「メダカ米」の大口購入のほか、社員やユーザーの皆さんが田植えや稲刈りにも参加するなど、本市での自然環境の保全にご協力頂いていることに、改めての感謝もお伝えしました。
 夕刻より、小田原市商店街連合会の丸田会長をはじめとする役員の皆さんと、今後の地域商業振興などについて意見交換会を実施。人口減少と高齢化が進む中、大型店の展開にも陰りが見られ、一方で地域コミュニティの弱体化が進むなどの状況にあって、徒歩生活圏に存在する商店の存在は、いろいろな意味でこれから大事になると考えています。意見交換の頻度を上げ、具体的な活動に繋げていきます。

2025/06/12 11:57 | 未分類

 

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