市長の日記

市長の日記

2025年07月01日(火)

防災グッズ寄贈、市観光協会 ほか

 今日から7月。2025年もすでに折り返しを過ぎたことになります。風の無い夜は寝苦しい蒸し暑さとなってきました。西日本は数日前に史上最速での梅雨明けとなっており、天気図の気圧配置上、関東も梅雨は終わっているように見えますが・・・。

 30日、市内でエネルギー関連事業に取り組む相原興業(株)より、防災グッズのご寄贈を頂きました。飲料用の小さなボトルに懐中電灯やホイッスル、アルミシートなどが入っており、日常的に携行したり車に積んでおいていざというときに役立つ便利なもので、災害時対応にあたる市職員が活用できるものです。小田原市分で576個、近隣自治体にも順次寄贈されているとのこと。明治36年創業、地域に根ざした老舗企業である同社の地域防災に対する意欲的な活動に対し、私からも感謝をお伝えしました。
 午後は、小田原市観光協会の総会に出席。コロナ禍で一旦落ち込んだ本市の入込観光客数や観光消費総額は急速に増加しており、昨年は入込観光客数838万人、観光消費総額378億円と、いずれも過去最高を記録。ミナカ小田原やTOTOCO小田原開業などの効果に加え、マイクロツーリズムの流れの中で小田原を訪れる人たちが大幅に増え、北條五代祭りなどの催事も盛大に行われたことなど、プラスの要素が増えていることによります。こうした動きを支えてくれているのが観光協会。天守閣の指定管理者として、年間60万人の入館者からの収益を活用し、他の観光事業に再投資できていることが、観光全体の底上げに繋がっています。スタッフも充実し、新たな事業へのチャレンジも進んで、小田原の経済の屋台骨とも言うべき観光事業を力強く牽引しています。
 外郎藤右衛門会長がご挨拶で述べられた、「量よりも質、観光の本質を目指していきたい。その核心は「人」である」との考え方には、私も全く同感。特定のイベントに依存するのでは無く、「常時誘客」、小田原が持つ極めて多彩な地域資源を活かし、年間を通し市内全域で様々な「光」が放たれているよう、市としても二人三脚で観光振興を進めるべく、会員の皆さんとも意見交換をさせて頂きました。
 夕刻、三の丸ホールへ。劇団四季によるミュージカル「赤毛のアン」を鑑賞。発表後あっという間にチケットが完売したとのこと、劇団四季の人気の高さに驚きます。会場はお子さんと一緒の方々も多く、2階席まで満席。久しぶりに拝見した四季のステージは素晴らしく、歌も踊りも、そして俳優さんたちの表現や台詞もさすがで、2時間半ほどのステージを堪能しました。
 劇団四季はかねてより「こころの劇場」として、国内各地の自治体にて小学生向けの無償公演を展開されています。数年前まで小田原市でも小学校4年生を対象とした公演が毎年行われ、私から感謝状も贈らせて頂きました。コロナ禍もあって令和2年から中止となってしまい、以来「こころの劇場」は小田原では行われていません。昨日は、劇団四季のスタッフの方ともご挨拶し、今後に向けて前向きにご検討頂きたい旨、改めてお願い致しました。

2025/07/01 09:59 | 未分類

 

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