市長の日記

市長の日記

2025年11月13日(木)

ウツボを試食 ほか

 11日、朝一番で行われた「組織風土改革検討チーム」の第1回会合冒頭にて、庁内公募に応じこのチームメンバーに名乗りを上げてくれた16名の若手職員たちに、私の思いを伝えました。一連の不祥事により市民からの「信頼」を大きく損ねたことは、行政としての仕事の最も重要な基盤を失うことであり、市役所の存立に関わる事態であること。不祥事が起きてしまった原因として様々な要因が考えられるが、解決すべき課題の多さに対する組織体制の問題、コミュニケーションが希薄になりつつある職場の現状など、不祥事が起きてしまう組織のあり方なども含め、タブーを設けず徹底的に洗い出しを行うこと。かつて生活保護ジャンパー事件の際に全てをオープンにし真っ正面から取り組んだことで危機を乗り越えることが出来たように、この機を捉え、組織がため込んでいるかもしれない「ひずみ」を正していく機会とすべきこと。市民の信頼回復に向けた、極めて重要なミッションです。
組織風土改革検討チームの第1回会議について組織風土改革検討チームの第1回会議について
 過日行われた創立100周年記念式典において多額のご寄付を頂いたさがみ信用金庫の皆さんに、改めて感謝状を贈らせて頂きました。お越し頂いたのは、常務理事の松﨑さんと、常勤理事の中村さん。「未来を創る子どもたちのために」との趣旨によるご寄付の活用について、同席した子ども若者部長から詳しくご報告。マロニエにある児童プラザラッコ内に設置され子どもたちに人気の大型遊具の修繕、老朽化が進み撤去された公立保育園園庭の遊具の設置、ママパパ学級で新生児の沐浴体験などに用いる人形の更新に活用させて頂く予定です。財政難の折、現場で必要性が高いそれらの取り組みに、具体的に使わせて頂けることに、改めて心よりの御礼をお伝えしました。
さがみ信用金庫の皆さんに感謝状さがみ信用金庫の皆さんに感謝状
 小田原の水産が持つ力を様々に発揮するべく活躍してくれている「小田原地魚大作戦協議会」の皆さんなどがご来庁。「小田原の魚ブランド化・消費拡大協議会」の活動の一環として進められている「低利用魚ブランド化」の取り組みとして、ウツボを素材にした飲食店でのメニューについてご報告頂くと共に、試食もさせて頂きました。
 グロテスクな外見、牙の並んだ強力なアゴなどから「海のギャング」などと呼ばれているウツボ。漁獲時の取り扱いが難しいこと、加えて細かい骨が身に入り込んでいることから調理の難度も高く、これまで一般に出回ることが少ない魚です。しかし、食味の評価は高く「美味しい魚」として水産業界では認知されていることから、小田原の水産関係者の中で研究を進めていました。今回、「健やかな食のまち小田原推進協議会」とも連携し、「おだわらウツボフェア」として、市内飲食店6店舗にて期間限定の特別ウツボメニューが提供されることとなり、その紹介も兼ねての試食会でした。
 西京焼き握り寿司、フライ、から揚げ、カルパッチョの4種類を頂きましたが、白身で柔らかな、揚げたてのふわっとした食感、コラーゲンが多く含まれた味わいなど、他の魚にはない独特の美味しさ。日常的にたくさんの漁獲がある魚ではないですが、小田原地魚の新たな魅力発信への貢献が期待されます。ウツボフェアは今月17日から30日まで。詳しくは市水産海浜課までお尋ね下さい。
ウツボフェアに先立ち、メニューを試食ウツボフェアに先立ち、メニューを試食
メニュー開発に関わった水産関係者の皆さんとメニュー開発に関わった水産関係者の皆さんと
 夕刻は、小田原警察署管内防犯指導員協議会の研修会に先立ち、令和7年度の防犯功労者表彰を行わせて頂きました。情報化の進展や地域コミュニティの弱体化など社会情勢が変わっていく中、特殊詐欺を中心に犯罪の態様も複雑化・悪質化が進んでいます。地域に根ざした防犯活動に取り組む防犯指導員の皆さんに、改めて感謝をお伝えしました。
防犯功労者の皆さんに感謝状を贈呈防犯功労者の皆さんに感謝状を贈呈

2025/11/13 13:49 | 未分類

 

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