12月1日、諸行事や交流が終日続きました。
午前中は、百歳を迎えられた村越綾子さんと三橋節子さんをお訪ねし、お祝いと花束を贈らせて頂きました。日舞の師匠だった三橋さんはご自分で歩いて施設ロビーに出てこられ、2008年にチュラビスタからの訪問団の歓迎会に参加された時の、私と一緒に写っている写真をご持参され、思い出話を聴かせて下さいました。
手作りのくす玉の下で、村越綾子さんと
早稲田大学の旧・マニフェスト研究所が毎年開催している「地域経営部会」での自治体職員向け研修に、今年も小田原市から3名の職員が参加しており、その中間報告がありました。市役所の組織体制や人間関係のあり方を検証し、良い職場作りを進めるべく、平成26年度以降に参加した35名の職員の知恵を集めたいとの報告。大いに期待しています。
午後からは、令和7年度民生委員児童委員の退任式および委嘱式。今期をもって退任される方が127名、新たに委嘱をさせて頂く方が306名。小田原市としての定員には40名ほど不足していますが、担い手不足の昨今、委員を継続して下さる方、新たにお受け頂いた方、いずれもたいへん有り難いことです。ご退任される方々の各地区代表者には感謝状をお渡ししました。長い間のお働きに、心から感謝申し上げます。民生委員児童委員の皆さんは、地域福祉の主たる担い手であり、地域社会の中で人々が支え合って共に生きる「ケアタウン」の実現を目指す上で、きわめて重要な役割を果たす方々。コロナ禍を経て活動に制限があった時期を乗り越え、取り組みの補強と再整備を進めていく上で、しっかりと連携させて頂きたいと考えています。
小田原で事業を営む方々で構成される「小田原賢人会」の皆さんからは、市の「ふるさとみどり基金」に多額のご寄付を頂きました。昭和61年から始まったご寄付は今回で24回目、累計で相当の金額になっています。老木化が進んでいる市内の街路樹の更新などに役立たせて頂きます。
生涯学習センターけやきにて、市職員向けの「認知症サポーター養成講座」が開かれ、私も他の職員と一緒に受講しました。この講座は、認知症に対する正しい知識および認知症の方への接し方を習得することにより、認知症の方が市役所などを利用された際に適切に対応できることを目指すもので、講座は90分、講師には市高齢介護課および小田原市社会福祉協議会の若手職員。各組織から80名近い職員が受講、前半は認知症に関する概論、後半は「認知症世界の歩き方」と題したワークショップ。認知症の方が日々の生活の中でどんな状況にあるか、様々な困難の解決にどんなことができるかなど、グループワークも織り交ぜての講義は、たいへん有意義でした。子どもたちも含め、多くの人たちがこうした講座を受講されることが望ましいと感じます。
夕刻は、小田原市スポーツ推進委員として長年活躍され、このたび文部科学大臣表彰を受けられた芦川晋也さん、30年勤続スポーツ推進委員表彰を受けられた松本健一さんがご来室、受賞の報告と今後の抱負などを聴かせて頂きました。続いて、「市民と市長の懇談会」として、市スポーツ推進委員の皆さんと意見交換。市民の誰もがスポーツをたしなむ小田原を目指す上で、現状の取り組み、スポーツ人口拡大への課題などが共有された、とても貴重な意見交換となりました。