市長の日記

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2026年02月19日(木)

広域農道視察、県西部の広域観光

 17日、神奈川県が進めている広域農道小田原湯河原線の工事現場を視察しました。平成8年から工事が進められ、柑橘などの一大産地である沿道地域の農業振興と、国道135号に依存している脆弱な小田原~湯河原間の道路網補強において、大きな役割が期待されている小田原湯河原線。入生田から石垣山の区間は早期に開通、その後も北側(石垣山⇒石橋⇒米神)と、南側(根府川⇒米神)の2方向から道路建設が進められていますが、石橋から米神にかけて地山に堅固な岩盤層があり、道路面の開削と、岩盤の掘削に相当な時間を要し、工期が延びています。ここに来てようやく開通への見通しが立ち、現時点の予定としては先行開通区間(入生田~根府川)については令和10年度中の開通を見込んでいます。
 この日は、「広域営農団地農道整備事業小田原湯河原線推進協議会」の視察として企画。会長として私が挨拶をしたのち、県西地域県政総合センターの皆さんから今日までの工事の様子、特に難所だったエリアの実際の工事の状況などを詳しく伺い、開通を目前に控えた最後の掘削区間を現場で確認。大きな重機が岩盤を砕きながら両側から掘り進める作業が行われていました。参加した小田原市・真鶴町・湯河原町の行政職員および各議会の皆さんも、現場の状況と課題などをしっかり認識して頂いたようです。
 この広域農道の開通がもたらす効果は、農業振興にとどまらず、沿岸の災害時などにおける迂回路の確保など、極めて大きなものがあります。根府川から湯河原までの区間の開通はその後となりますが、ひとまず先行開通区間の完成に向けた作業を見守っていきたいと思います。
小田原湯河原線現地視察にて、会長として挨拶小田原湯河原線現地視察にて、会長として挨拶
難工事が続いている農道開削の現場を視察難工事が続いている農道開削の現場を視察
 午後、今年度2回目となる神奈川県西部広域行政協議会の会議と、それに先立っての研修会が開かれました。研修のテーマは広域観光で、講師には(株)リクルート「じゃらんリサーチセンター」の沢登次彦センター長をお迎えし、観光を巡る近年の傾向と、今後の見通し、そして県西地域における観光振興の可能性について、詳しくお話を伺うことが出来ました。
 「じゃらん」の膨大な利用実績やアンケートなどを通じ経年で把握している、「旅」や「観光」に関する世代別のデータを詳細に分析された上でのお話は、最近のトレンドを把握する上でたいへん示唆に富んでおり、いわゆる従来型の観光ではなく、「暮らすように旅をする」「帰る旅」「愛着人口」などのキーワードも含め、今後の「観光」を考える大きなヒントをたくさん頂きました。県西地域でも、2市8町がバラバラに動くのではなく、それぞれが放ちうる「光」を繋ぎ、これからの「旅」の目的でもある出会いや学び、より豊かな人生への手がかりなどが得られるような、広域での旅のスタイルを考えてみてはと、いくつかの具体的なご提案も頂きました。ぜひ、2市8町で深めていきたいテーマです。
「広域観光」についての研修会にて、沢登氏と首長らで意見交換「広域観光」についての研修会にて、沢登氏と首長らで意見交換

2026/02/19 10:36 | 未分類

 

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