30日、午前中は複数の会合やご来訪。
まず、先週から始まっている、今年度から監督者(係長)となった職員たちとのグループミーティング。プレイングマネージャーとして組織を中核で支える職員たちとの意見交換はとても大切であり、毎年必ず行ってきました。5~6名ずつの少人数にて、現在係として抱えている課題、監督者(部下の評価や育成もミッション)としての意識や心がけ、今後への抱負などを語ってもらいます。現場を担いつつ組織を支えている中堅職員たち一人ひとりの「人となり」に触れる大事な機会でもあります。
小田原市文化振興審議会の会議では、すでに3回を数えた「おだわらカルチャーアワード」の成果を今後にどう活かしていくかなど、本市の文化活動の振興に向けた議論を進めて頂きました。
小田原私立幼稚園協会の皆さんとの懇談では、子どもたちの数が減る中、公立幼稚園と私立幼稚園の役割分担や、幼稚園教諭確保に向けた支援策、「新しい学校づくり」の議論における幼児教育の位置づけなどについて意見交換。
活動開始から10年以上が経過し実績を残してこられた「シニアネットワーク小田原&あしがら」(略称:SNOA)からは、創業メンバーの市川さんと、理事の高橋さんご夫妻がご来室。国の「生涯現役雇用促進事業」の期間が終了し現在は取り組みが行われていない「シニアバンク」や「セカンドライフ応援セミナー」などの活動再開に向けた意見交換を行ったほか、高橋夫妻が中心となって開発した、湘南ゴールドB品を活用したクラフトビール「Oriental Citrus Ale」のご紹介を頂きました。本格的な高齢社会が到来している中、SNOAのような活動はとても大切であり、今年度から始まる「環境再生プロジェクト」においても早川地区の耕作放棄された柑橘園の再生などを手がけて頂く予定。ご提案頂いた、柑橘園の再生に絡めた新たな事業の実現に向け、関係各方面と意見交換を進めていきたいと思います。
午後は伊豆の国市へ。5月31日に開館した「伊豆の国歴史館 いずしる」を訪問しました。伊勢宗瑞(北条早雲)が伊豆平定の拠点とし、その後北条氏の重要な城として機能した「韮山城」の地であり、この博物館の中でも重要なコンテンツとして北条氏の紹介がなされていること、開館記念の企画展として「韮山城をめぐるお城ネットワーク」が開催されており、その展示資料に小田原市所蔵の資料を出品していることなどから、訪問させて頂いたものです。
縄文時代から近代に至るまで、歴史の複層と多彩な地域資源を、小中学生にも判るよう表現や説明に工夫が凝らされています。秀吉軍と戦った韮山城の攻防を立体的なプロジェクションマッピングや、出土品に直接手を触れながらパズルのように組み立てるコーナーなど、様々な来館者を想定した展示も。
本市にはいわゆる博物館がなく、築80年ほどが経過し老朽化が著しい郷土文化館がかろうじてその役割を担っていますが、遠くないうちに後継施設を考えていかねばなりません。そんな観点からも、参考になった視察でした。併せて、近くにある世界遺産「韮山反射炉」もご案内を頂き、江戸末期の産業革命遺産と、それを生み出した先人たちの功績に思いを致しました。