2日、市内で柑橘などを生産している3名の農家の皆さんがご来室。神奈川県指定のブランド柑橘である「湘南ゴールド」を素材にしたクラフトビールの今年の出来などについてご報告を頂きました。ご来室されたのは、下中の加藤靖司さん、早川の青木一弘さんと鈴木和宏さん。これまで、摘果した果実は廃棄されていましたが、それを活用し、クラフトビールの材料として出荷を始め、今年で4シーズン目。今年は3人で220㎏を納品し、600ℓのビールと600ℓの発泡酒が出来上がったとのこと。醸造は横浜ハンマーヘッドの「ナンバーナインブリュワリー」。頂いた試供品を自宅で頂きましたが、青い果実の苦みと湘南ゴールドの香りがバランス良く、とても爽やかなビールに仕上がっていました。柑橘農家の新たな収入源として育っていけば、荒廃が進みつつある地域の柑橘園にとっても明るい光となります。今後の展開を大いに期待しています。
好天に恵まれた3日は、市内各所で催事が賑やかに行われました。
市東部の橘地域では、小田原市橘商工会主催による「第32回たちばなファミリーフェスティバル」。同地域内で活動されている事業者・生産者、地域活動団体などが勢揃いする、地域を挙げてのフェスティバルで、会場となった橘中学校校庭には多彩な出店ブースがズラリ。住民によるフリーマーケットの出店も数多く、「はたらく車」としてパトカー・消防団車両・青パトなども揃い踏み。たちばなこども園の園児たちによるステージや全員が参加する○✕クイズなど、朝から大いに賑わっていました。
橘から山を越えて曽我へ。旧小田原市役所曽我支所であった建物を活用している「SOGA BLEND」にて、「食べて、話して、つながる。曽我の『農』」が開催されました。小田原屈指の農業地域である曽我では、今も広大な田園や果樹園が拡がっていますが、一方で農業者の高齢化や担い手不足など、その貴重な地域資源を将来に残していくうえでの課題が多くあります。このエリアの農や食の魅力を伝え、農を支える人たちが増えてほしい。そんな思いから実施されたイベントには、地元の生産者の農作物、曽我の食材を使った各種商品などのほか、竹を使ったワークショップ、曽我山再生の活動紹介、梅園でのこどもたちの遊び場などがそろい、和やかで笑顔溢れる交流の空間となっていました。
嬉しかったのは、この企画を実現したのが、おだわら市民学校の第7期の卒業生で結成された「おだわらTASUKIプロジェクト」の皆さんであったこと。今年3月、市民学校第7期の卒業式が行われた際、2年間の学びを踏まえた今後の活動構想を発表してくれたのですが、そのうちのひとつがこのプロジェクトでした。あれから数ヶ月、卒業生の皆さんは実際に曽我の農の現場に入り、作業を手伝い、課題を具体的に確認し、解決に向け関係者を繋ぎ、新たな担い手の輪を拡げる活動をされてこられました。その成果を集約したこの日のイベント。地元の生産者や自治会長などの皆さんもたいへん喜ばれ、来年以降もぜひ続けていきたいとの話になりました。
久野の「いこいの森」では、森の再生や木材の活用、自然環境の保全などに取り組む皆さんが一堂に会する「きまつり」が開かれました。様々な出店・体験ブースに加え、森林体験ツアー、親子木工教室、テントサウナ、ヤマメのつかみ取り、丸太輪切り体験、ジップライン特別コース、フォレストバイク体験、ムササビ夕暮れハイクなど、盛りだくさん。森と水を感じる空間のあちらこちらで、実に賑やかな交流が展開しており、とても心地よいひとときでした。年々盛大になっているのが嬉しいです。