市長の日記

市長の日記

2025年11月21日(金)

市防災会議、Lエール認定、SDGs交流会

 19日、生涯学習センターけやきにて、小田原市防災会議が開催されました。小田原で発生が想定される様々な種類の災害に備え、発災時から復興期に至るまでの様々な状況に、どのような体制と役割分担で臨むか、数値目標も含め計画に位置づけ、事前に周到な準備を行うための会議体です。道路や公共交通、ライフラインや通信関係などのインフラ、消防、医療や福祉、地域企業、地域コミュニティ組織、自衛隊など、極めて広範な機関や団体が構成員となっています。
 帰宅困難者対策、地区防災計画、トイレ確保計画、備蓄計画などの直近の状況についての報告のほか、地域防災計画の改正内容の協議を行い、特に今回の会議では火山災害対策について詳しく説明を実施。これまでの地域防災計画では緒論程度しか言及できていませんでしたが、今回は各論に至るまで詳細に説明。300年以上沈黙を保っている富士山の噴火に備え、踏み込んだ情報共有ができたと感じます。
多くの委員による小田原市防災会議多くの委員による小田原市防災会議
 午後は、令和7年度小田原Lエール(女性活躍推進優良企業認定制度)の認定式を開催。新規に9社、更新が37社を認定させて頂き、これでLエール企業は全部で114社となりました。認定には3段階ある(ゴールドステージ、シルバーステージ、ブロンズステージ)のですが、更新認定企業のうち、7社がステージアップ。この日の認定式には、新規認定9社と更新認定のうちステージアップ7社に、私から認定証をお渡しし、今後の更なる活動充実を目指して頂くよう、激励をさせて頂きました。
 認定式終了後、代表の方々から、活動の様子と今後の抱負についてショートスピーチを行って頂いたのですが、いずれのご担当者のお話も素晴らしく、Lエール認定が企業における人材・職場の活性化に大きく寄与しているとのこと。笑顔溢れる、とても嬉しい認定式となりました。
小田原Lエール認定式に集まった皆さんと小田原Lエール認定式に集まった皆さんと
 夕刻は市民交流センターUMECOへ。おだわらSDGsパートナー交流会に参加しました。小田原市は令和元年に「SDGs未来都市」「自治体SDGsモデル事業」のそれぞれの認定を受け、持続可能な地域社会の実現に不可欠な「人の力」を高める取り組みを中心に活動を続けています。その中核となる実行部隊が、おだわらSDGs実行委員会で、小田原ガスの原正樹社長を会長とする民間中心のチーム。この委員会が牽引役となり、SDGsに賛同し実践に取り組む企業や団体の皆さんを「パートナー」として登録。現在に至るまで292者ものパートナーがともに活動して下さっています。
 この日は、パートナーの皆さんが50名ほど集結。前半に「働きやすい職場のあり方」などについてグループワークを行ったのち、後半は軽い飲食をしながらの交流会。会場各所でパートナー間のコミュニケーションに花が咲いていました。
 SDGsの目標年次である2030年まで、あと5年余りとなりました。気候変動対策などは、世界的な状況からみて目標の達成が極めて厳しいと言われていますし、他の目標についても順調に進んでいるものは少ないのが現実で、世界の状況はより困難な方向へと向かっています。しかし、そうした課題を受け止め、出来るアクションに取り組んでいる人たちは、間違いなく大幅に増えています。SDGs以前から「持続可能」を掲げてきた小田原。これからも更に踏み込んだ活動を進めていこうとの思いを共有した交流会となりました。
おだわらSDGsパートナー交流会にておだわらSDGsパートナー交流会にて

2025/11/21 13:21 | 未分類

 

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