小田原市内水面漁業活性化協議会について

近年、川と親しむ機会が減少したことやレジャーの多様化によって、川で釣りをする人の数が減少しています。小田原市内にある酒匂川と早川の釣り人も、10年間で3分の2に減少しました。また、川の守り人ともいえる内水面漁業協同組合の組合員の数も、釣り人の減少や高齢化により、10年間で3分の2に減少しました。
釣り人および組合員の減少は、良好な漁場環境の維持に支障をきたし、さらに釣り人や組合員の減少を招くという悪循環に陥ってしまいます。

そこで、内水面漁業協同組合、研究、河川管理や水産業の行政部局等が連携し、多くの方に川と釣りの魅力を知っていただくとともに、魅力ある漁場づくりのための様々な取組を進めています

なお、この取組は水産庁事業「やるぞ内水面漁業活性化事業」を活用し、「小田原市内水面漁業活性化協議会」として取り組んできたものです。

【なぜ、コロナ禍のいま、川釣りなのか】
コロナ禍の中、「釣り」を推奨することに対し、疑念を感じる方もおられると思います。
ただ、今、川の組合は危機的状況です。
釣り人や組合員が減少することで、遊漁料等の組合の収入が減少し、魚が住みやすい川の環境を保全する活動まで縮小せざるを得なくなっています。川釣りは、単なるレジャーではなく、川の保全にも役立っていることを知っていただきたいと考えています。
感染対策を万全にし安全に釣りを楽しんでください。

親子で川釣りにチャレンジ!

目指せ!「釣りマイスター」(小学生限定)

記録帳
親子で釣りをはじめたい。何か目標がほしい・・・と思ったら、「川釣りマイスター」を目指してみませんか。

左の「記録帳」の3~4ページにあるように、釣りの難易度に応じて、魚ごとに点数をつけていきます。
みなさんが釣った魚の点数が100点になり、記録帳の裏面にある簡単なテストに合格したら、「釣りマイスター」として認定します。

認定された方には、「釣りマイスター」の認定証と、缶バッジを差し上げます。

また、希望される方には、酒匂川漁業協同組合または早川河川漁業協同組合のホームページで紹介します。

「記録帳」は、以下のPDFからダウンロードできます。
また、「記録帳」と「遊漁承認証」は、酒匂川漁業協同組合の事務所または小田原F.B.C.で配布しています。
 
遊漁承認証(みんなもらえる)
子ども用の「遊漁承認証」です。みんながもらえます(先着200名)。

酒匂川漁業協同組合の事務所(小田原市桑原862-2先)または小田原F.B.C(釣具屋さん。小田原市早川1-14-15)で配布しています。
認定証イメージ
認定証のイメージです。
記録帳で100点以上となり、簡単なテストに合格した人に差し上げます。
缶バッジ
「釣りマイスター」に認定された方に差し上げる、限定、缶バッジです。

自宅で学ぼう川の生き物・川にかかわる人の取組

あゆ子の大冒険 ~あゆ子の一生を魚(ウオッ)チング~

パンフ「あゆ子の大冒険」
パンフ「あゆ子の大冒険」
アユのあゆ子さんの川と海を旅する一生を通じて、アユの生態や内水面漁業協同組合の活動について、学習できる教材です。
コロナ禍のなか、自宅で、家族や友達と楽しみながら学習できる「すごろく」付です。

ぜひ、ダウンロードしてご利用ください。

学校や地域のイベント等で配布を希望される場合には、水産海浜課までご相談ください。

動画配信「おだわら おさかな チャンネル」 【NEW!】

動画配信
YouTubeサイト「おだわら おさかな チャンネル」にて、アユの釣り方やアユのクイズの動画等を公開しています。
https://www.youtube.com/channel/UCd_ESvyBWkxMj61pR5R916g/videos?view=0&sort=dd&shelf_id=0

川釣りに行こう

川釣りに行こう
川釣りと、小田原市内を流れる早川と酒匂川の生き物に興味を持ってもらえるように『川釣りに行こう』パンフレットを作成しました。(令和2年1月作成)
 ・酒匂川及び早川に生息する生き物の紹介
 ・内水面漁業協同組合の役割と活動
 ・川釣りの簡単な紹介
 ・内水面漁業協同組合の組合員の募集
など、川釣りに関する情報を掲載しています。

学校や地域のイベント等で配布を希望される場合には、水産海浜課までご相談ください。

釣りに親しんでもらうきっかけづくり

釣具の無料レンタル(早川)

釣具の無料レンタル
「釣りにチャレンジしたいけど、道具がないし・・・」という声を受け、令和2年3月1日より、早川河川漁業協同組合において、釣り具の無料レンタルを行っています。

無料でレンタルできるのは、令和3年3月31日まで。
ぜひ、この機会に釣りにチャレンジしてみませんか。

申し込み方法など詳細は、以下のホームページをご覧ください。
https://hayakawagyokyou.wixsite.com/hayakawa/blank-2

魚を増やし、育つ環境を守る取組

半天然魚の放流
●半天然魚を育て、放流する(酒匂川)
内水面漁業協同組合は、川に魚がいなくならないように、放流する活動を行っています。
酒匂川漁協では、生き残る割合が高いとされる「半天然魚」を育てています。
「半天然魚」とは、天然(もしくはそれに近い)ヤマメと、養殖場で何代にもわたって育てたヤマメをかけあわせた魚で、天然の性質が残っているので、エサをとる能力や、鳥など魚を食べる生き物から逃げる能力が高いといわれています。
半天然魚は、神経質なので、育てるのが難しいのですが、育てた1年目から放流することに成功しました。
高圧電線上のカワウのねぐら
●カワウに食べられるのを防ぐ(酒匂川)
 内水面漁協が放流したアユやヤマメが、カワウという鳥に食べられる被害が問題になっています。いつ、どこで、何羽のカワウがいるのかを調べ、釣り場にきたカワウを追い払う活動をしています。
ヒレをカットして放流
●アユの移動状況を調べ、放流に適した場所を見極める(早川)
 令和元年の台風19号により、川の様子が大きく変わりました。放流に適した場所を見極めるため、印をつけたアユを放流し、アユの移動状況を調べています。

組合員を増やす取り組み

組合員募集のポスター

組合員募集のポスター

内水面漁協の組合員は、魚の放流、産卵所の造成、河川清掃など自然環境を守る活動等を行っています。
組合員を増やすため、ポスターを作成、釣具店等に張り出したり、広報誌で呼びかけを行っています。
組合員に加入したいという方は、各漁協にお問い合わせください。

その他の取り組み

●シンポジウムの開催
令和2年2月10日、酒匂川及び早川における釣りの魅力とは何か、簡単にできる釣り方法及びその魅力をどう伝えるか、ひいては両河川における釣り人及び組合員を増やすための方策について検討しました。
約50名の参加者があり、活発な意見交換を行いました。
酒匂川漁協及び早川河川漁協の組合長からは、釣り人と組合員が減少する厳しい現状や河川環境の変化が報告されました。水産庁及び国立研究開発法人水産研究・教育機構からは、全国の先進的な事例が紹介されました。また、出席者からは、子供や親子に川に親しんでもうら方策や場所の整備が必要、教えてくれる指導員も必要といった意見が出されました。
こうした意見を参考に、今後の活性化策を検討していきます。
出席者によるグループ討議
出席者によるグループ討議
活発な意見交換が行われました
パネリストによる意見交換
パネリストによる意見交換
各パネリストが考える内水面漁業振興策について議論しました

この情報に関するお問い合わせ先

経済部:水産海浜課 水産振興係

電話番号:0465-22-9227

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