市長の日記

市長の日記

2025年07月07日(月)

ソーラーシェアリングサミット、中学生沖縄派遣 ほか

 4日、「ソーラーシェアリングサミット2025」に参加しました。ソーラーシェアリング(営農型太陽光発電、以下SS)は、農地の上に太陽光発電設備を設置することにより、農地では野菜、コメ、果樹などを栽培すると共に、太陽光発電により再生可能エネルギーを生み出す取り組みで、無尽蔵である太陽光の恵みを食とエネルギーの両面でシェアするものです。全国各地でSSを導入している農業者や事業者、関連団体などが一堂に会し、事業の展開状況や課題、今後に向けての展望などが語り合われました。
 私も午後から複数の基調講演を聴講し、最終プログラムである総括セッションに登壇。小田原を含めた県西地域で既に複数のSSを展開し今回のサミットでは中心的に準備してきた(合)小田原かなごてファームの小山田大和さんらと、SSの意義や今後の展開可能性について意見を交わしました。セッションにおいて、今後小田原では、高齢化と担い手不足が進む農業を支え食料増産を目指すと共に、安全なエネルギーの地域自給を目指す観点から、SSの導入を積極的に支援・推進する考えであることを、私から表明しました。
 会場となったUMECOは満席で、全国各地から様々な世代の皆さんが集い、SSに対する関心の高さ、実践者たちの熱意がひしひしと感じられ、私も多くの皆さんと交流を深めました。
 5日、戦後80年の節目に行う平和事業である中学生沖縄派遣事業の、第1回事前学習が市役所で行われました。49名の応募者の中から25名の中学生が選ばれ、8月の沖縄訪問に先立っての学習と準備を進めました。
 参加した市内在住の中学生たちは、今日が初顔合わせ。少し緊張した雰囲気の中、まず私から、この事業の意義、沖縄訪問で学び感じてほしいこと、市民を代表して沖縄に行ってもらうこと、学んだことを多くの友人や地域の皆さんに拡げてほしいなど、丁寧に語りかけました。その後、4つに分けられたグループでアイスブレイクのゲームが行われると、中学生たちは早速和やかな雰囲気に。第1回目の学習として、「戦時下の小田原地方を記録する会」の井上弘さんから、沖縄戦のこと、そして同時期に小田原で起きていたことなどの講義を受講。中学生たちも熱心に聴き入っていました。私はそこで離席しましたが、その後に平和についてグループで話し合ったようです。
 参加者から提出された応募作文を全て読みましたが、書きぶりは異なるものの、いずれもしっかりした問題意識と、平和への思いが記されていました。多感な年頃に、戦争とは如何なるものであるかを私たちに今も伝えてくれる沖縄の地を踏むことは、彼ら彼女らの人生にとって貴重な経験となることでしょう。そこで得た学びや願いを、多くの市民の皆さんと共有していけるよう、市としても情報を発信していきます。
​​​​​​​ 午後、小田原市公民館大会が、生涯学習センターけやきで開かれました。市内に128ある地区公民館は、地域コミュニティの活動の拠点であり、生涯学習、社会教育、防災、文化交流、教育、各種イベントなど、実に様々な住民交流が行われ人と地域の力を育てる、極めて大切な場。地域活動の担い手が高齢化し不足する中、その役割は益々重要となります。各地区公民館が育んできた歴史を踏まえ、今後も活発に活動を続けて頂きたい旨、私からもメッセージをお伝えしました。  

2025/07/07 11:19 | 未分類

 

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