天然記念物 ・紀伊神社の社叢
紀伊神社の社叢(市指定 昭和56年3月30日)
【所有】 早川9 紀伊神社
【所在】 早川9 紀伊神社
【樹名】 ヒヨクヒバ 別名 イトヒバ(いちい科)
【概説】
土地の人から「木の宮さん」と呼ばれ、箱根物産関係者から崇拝されている紀伊神社は、早川の外れにありますが、ここの社叢は社殿南西側の残存自然林と、境内に植えられた樹木とが渾然一体となっている森です。
特筆すべき樹木としては、クスノキ、タブノキ、ケヤキ、イヌビワ、スギ、サワラなど広葉常緑樹や落葉樹、針葉樹が混生していますが、中でもケヤキは、社叢の山林部の主体となっていて、数本が繁茂しています。
社殿の前にあるクスノキは、市内最大級の老木で、木地挽業者の信奉する木之宮権現にふさわしく、神木として立派なものです。
なお、この社の御神宝「木地椀」は、クスノキで作られていて、市の指定文化財になっています。
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