天然記念物 ・須賀神社のクスノキ
須賀神社のクスノキ(市指定 平成5年11月1日)
【所有】 中河原自治会
【所在】 上曽我902 須賀神社
【樹名】 クスノキ(くすのき科)
【概説】
クスノキは、元来九州の立花山以南の温暖な気候で多く自生する常緑高木で、6月頃淡黄色の小花を開き全体から芳香を発します。
材質が堅く虫に強いため建築材や家具の材料として適していたことから、古代より栽培されるなどして本州の関東以西に分布の範囲を広げてきました。
現在でもよく街路樹や庭木、記念樹として栽植されることがあります。また木片を砕いて蒸留し、防虫剤の原料などになる樟脳を抽出したりします。
須賀神社のクスノキは、社殿の左側に位置し、やや左に傾いて力強い樹形をしています。市内にはクスノキの巨木が多く存在し、市内最大ではありませんが、房総半島を北限とするオオバヤドリギが30箇所近くも着生している珍木です。
地元では寄生木として不思議なため、豊穣の御神木として大切にされています。
項目 |
目通り幹囲 |
樹高 |
枝張り状況 |
計測値 |
5.3m |
約40.9m |
東西29.2m |
この情報に関するお問い合わせ先
文化部:文化財課
電話番号:0465-33-1717