天然記念物 ・菅原神社のムクノキ
菅原神社のムクノキ(市指定 昭和56年3月30日)
【所有】 国府津1752 菅原神社
【所在】 国府津1752 菅原神社
【樹名】 ムクノキ(にれ科)
【概説】
ムクノキは、山地や川岸などに生えるほか、人家付近にも植えられる落葉の高木で、ケヤキ、エノキなどとともに、にれ科に属する植物です。
この木は、「国府津の天神さん」で知られる菅原神社の境内の東側、水神さんの祠の傍らに立つ老木です。
新編相模国風土記稿の天神社の項を見ると、「神木に楠、槻、椋、山礬の老木あり、各囲一丈余」とありますが、このうち椋とあるのが、この木を指しているものと思われます。
それは、境内にクス(楠)、ケヤキ(槻)、タブノキ(山礬)などが生育していますが、神木に該当するような大木はなく、樹齢からみて恐らくこのムクノキだけが残ったものと思われます。
また、この木は主幹の地上部から数mに及ぶ所まで空洞が目立ちますが、古くから村の鎮守としての「天神さん」とともに、地域の人々の長い歴史を見守りながら生き続けている老木です。
項目 |
目通り幹囲 |
株元周囲 |
樹高 |
枝張り状況 |
計測値 |
約5.1m |
約7.0m |
約16.0m |
東西15m |
この情報に関するお問い合わせ先
文化部:文化財課
電話番号:0465-33-1717