史跡小田原城跡保存活用計画について

小田原市は、国指定史跡小田原城跡を包括した保存活用するため、令和3年（2021年）3月に『史跡小田原城跡保存活用計画』（以下、『保存活用計画』と呼びます）を策定しました。

この『保存活用計画』は、先行して小田原市が発行した『史跡小田原城址保存管理計画策定報告書（昭和51年策定）』、『史跡小田原城跡保存管理計画策定報告書（二）小田原城八幡山遺構群（昭和55年策定）』、『史跡小田原城跡整備の理念と方針（昭和57年策定）』、『史跡小田原城跡本丸・二の丸整備基本構想（平成５年策定）』、『史跡小田原城跡八幡山古郭・総構保存管理計画策定報告書（平成22年策定）』の成果を集約・統合し史跡小田原城跡を包括した保存活用計画です。

『保存活用計画』は、貴重な文化遺産である史跡小田原城跡の価値を次代に確実に守り伝えるために、史跡の現状を把握し、その本質的価値をあらためて明らかにした上で、今後の保存・活用・整備等について基本的な考え方を取りまとめたものです。

今後、『保存活用計画』に基づき、長期的な展望に立って、遺構の発掘調査など様々な調査の成果をふまえ、史跡の素晴らしさ、大切さが誰にでもわかるよう整備を進め、史跡にふさわしい環境に整えていきます。