いのちを大切にする小田原
【令和7年3月12日開催】

 開催概要
開催日
令和7年3月12日(水)
場所
市役所3階 庁議室
参加者
ケアネットOHMY 7名
テーマ
ケアネットOHMYとして活動するにあたっての現状と課題
ケアネットOHMYの会員7名と市長の写真
ケアネットOHMYとは
小田原(O)・箱根(H)・真鶴(M)・湯河原(Y)の地域福祉に貢献することをめざして、地域内のケアマネジャーが自主的に設立した団体です。神奈川県・地域の各行政機関や関係団体との交流・研修会などを持ちながら、ケアマネジメントの質の向上に取り組んでいます。
今回は、ケアネットOHMYから、7名の方にご参加いただきました。

「ケアネットOHMYとして活動するにあたっての現状と課題」
参加者の皆さんから出たご意見

懇談中写真
ケアマネジャーの担い手不足について
・市内でも高齢化が進み、介護の需要が高まる中ではあるが、ケアマネジャーも皆高齢化している。10年後にどれだけ残っているか心配な状態。
・「ケアマネジャーは給料が少ない割に大変そう」という印象をもたれることが多い。若い人がケアマネジャーになることを志すことはほとんどなくなってしまっている。
・人員が足りないしわ寄せがどこにいくかというと、支援が必要な地域の方々にいってしまう。地域の方々も高齢化が進む中で「支援を必要とする人たちの生活を地域で支えるための地域福祉の推進」というのは、とても大切だが、なかなか難しい状態。
懇談中写真
ケースワーカー同士の連携について
・最近、一つひとつのケースが多課題化していると感じる。高齢化に加えて、貧困や障がい、後見人などの問題も同時に抱えているケースが増えてきた。そんな中で、高齢者支援担当のケースワーカー、生活保護利用者支援担当のケースワーカー、障がい者支援担当のケースワーカーの連携についてはまだまだ検討の余地があると思う。
・障がいのある方に介護が必要になった際の支援想定が薄いと感じる。障がい者支援で行ってきたことをそのまま高齢者支援に引き継げるかと言うと、障害福祉サービスの相談支援専門員には人数制限がないという違いがあるので難しい。利用者の不満に繋がってしまう。
・ひとつの世帯を支援するにあたって「自分の担当は生活保護利用者支援だから、障がい者支援だから高齢者のご両親の支援には関わらない」と線引きするのではなく、いろいろな分野の人たちが連携をとりながら世帯全体を支える仕組みが必要だと思っている。各分野の担当者同士の溝が狭くなるように研修を呼びかけるなどしているが、なかなか思うようにいかないのが現状。
懇談中写真
支援のための制度改善について
・制度の制定については、小田原市はよく頑張っていると思う。成年後見制度なども利用しやすく、懸命に仕組み作りをしてくれていると思う。
・地域包括を束ねてくれる基幹型の包括があると良い。全体の支援の質感を、底上げしながら揃えていけるような形態が作れると働きやすさに繋がってくる。
・ケアマネジャーの資格を取るための研修費用が、一時より倍くらいになっている。介護福祉士は県の補助金があるので、同様にケアマネジャーについても補助金などの仕組みがあると良い。
・先般の東京都が令和7年度からケアマネジャーに特別手当を出すというニュースは、ケアマネジャーの業界ではかなり大きいニュースになった。小田原市も、現金とまではいかずとも、小田原市らしい特別な手当があると良い。
・DXの基盤を整えることができるのは行政だと思う。現在市が行っているケアプランデータ連携システムなど、どんどん推し進めて補助を出していただきたい。業務の負担感が違ってくる。

市長の日記から(抜粋)

「市民と市長の懇談会」では、県西地域で居宅介護支援や地域包括ケアに取り組んでおられるケアマネさんたちのネットワーク「ケアネットOHMY」の皆さんと、ケアの現場の実情について詳しく意見交換。この分野も人材確保を巡る深刻な状況があり、しっかりと手立てしなければなりません。

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