かもめ図書館フレンズとの懇談会
【令和8年2月12日開催】

 開催概要
開催日
令和8年2月12日(木)
場所
小田原市立中央図書館(かもめ)
参加者
かもめ図書館フレンズ 8名
テーマ
かもめ図書館フレンズとして活動するにあたっての現状と課題
~図書館に来る人に楽しんでもらうためには~
かもめ図書館フレンズの皆さんの写真
かもめ図書館フレンズとは
中央図書館の排架・排列や、本の装備修理、館内の壁飾り作成、館外美化、映画会等の企画活動をしているボランティア団体です。
今回は、かもめ図書館フレンズから8名の方にご参加いただきました。

「かもめ図書館フレンズとして活動するにあたっての現状と課題
 ~図書館に来る人に楽しんでもらうためには~」
参加者の皆さんから出たご意見 

本の修理体験をする加藤憲一市長の写真

かもめ図書館フレンズ会長に教わりながら、本の修理体験

・結成したのは2004年、今年で活動22年目になる。会員数は現在51人。6つの活動グループがあり、それぞれが月に2~3回活動している。
・昨年、神奈川県の図書館協会から功労団体として表彰された。多年にわたる活動を表彰されたが、現在の会員だけではなく、22年の間に参加してくれた全員にいただいたものと思っている。かもめ図書館フレンズの力だけではなく、活動を支えてくれている図書館職員、利用者の方の温かい応援があってこれをいただけた。
・我々は楽しみながら、やりがいを感じながら活動している。だからこそここまで続けることができた。図書館が自分たちの活動の場所を与えてくれていることに感謝している。これからも続けていきたい。小さな力だが、我々の力をうまく使って利用者に喜んでもらうことにつなげていっていただきたい。
かもめ図書館フレンズの会員の写真
排架・排列グループ
・本に貼ってある分類番号に合わせ、本を棚にきれいに並べる仕事をしている。
・番号違いのものが入っていたら元にもどし、棚を見やすく分かりやすく整えるというのが一番大事。
・背表紙がボロボロになっていたり、本を開いた時に割れていたり、ラベルの字が薄くなっていたり等に気づいた時は、装備・修理グループに回している。
かもめ図書館フレンズの会員の写真
イベント企画グループ
・若い方に入会してもらえるような仕組みを作ることを目的に始めたグループ。
・市民が棚を使って本を紹介するスペースにフレンズも一つ棚をいただいて、いろいろなものを紹介している。
・本好き、図書館好きな人は、自分が好きなそれらに何とか日の目を見せたいと思っている。イベント企画を通じ、埋もれているような本たちを市民に知ってもらえるような棚づくりができればと思っている。
かもめ図書館フレンズの会員の写真
児童コーナー壁飾りグループ
・児童文化コーナーの壁を折り紙等で飾る活動をしている。
・毎年2回、恒例のイベントを開催している。1つ目は図書館との共催の折り紙教室で、幼稚園生から96歳の方まで90人近くの方が来てくれた。2つ目は、図書館の依頼で図書館こどもクラブに参加している。子どもたちが折り紙で図書館を飾るという趣旨のもので、我々は企画と指導をやっている。
・最近では脳トレ、リハビリの為に折り紙を始めたご老人もいる。
かもめ図書館フレンズの会員の写真
装備・修理グループ
・図書の修理と点検をしている。
・中央図書館以外の本も直しており、対応が必要な本は次から次へとやってくる。
・今まではかもめ図書館フレンズでどんなことをやっているのか分かってもらえる機会がなかなかなかったため、人が集まらなかった。活動20周年の時にイベントを開催して、本の修理の体験イベントを行ったところ、修理グループは倍くらいの人数に増えた。
・ほとんどの方が入会するまではやったことのない作業。そのため、皆興味津々という感じ。自分の本も直してみたいという人も多い。「こんなことを図書館の中でやってくれていたのか」という話も結構いただく。
かもめ図書館フレンズの会員の写真
映画会グループ
・年5回、図書館にある上映権付のDVDを視聴覚ホールで上映している。
・上映会は120人が定員だが、だいたい50人から100人くらいが来てくれる。
・映画会グループには映画好きが集まっている。活動のなかで一番楽しいのは、年度末に次年度何を上映するのか決めること。本当に楽しんでボランティア活動をしている。

 
かもめ図書館フレンズの会員の写真
館外美化グループ
・図書館外の雑草をとるなどして、庭を少しでも気持ちよく利用していただけるようにしている。
・大きい木などの管理は委託している。

かもめ図書館フレンズが抱える問題点について

懇談中の写真
・若い年齢層の入会がほとんどない。若い方に興味をもっていただけるようにイベント企画を考えても、若い方がどういうものを好むか、我々にはピンとこないところがある。我々が企画するとどうしてもシニア層向けになってしまう。そこがフレンズとして一番問題なところかと思う。若い方も興味をもちやすい参加型のイベントを開催できれば少し変わってくる気がしているが、なかなか我々の感覚では追い付かない。
・図書館に設置されている機械が古くなってきて、補修備品の補給が困難になってきている。映画上映会の際、急に機械が止まってしまうこともあった。30年前の施設の設備なので、抜本的な入れ替えをしなければならない。
 

これからの図書館について

懇談中の写真
・今の図書館を市民として見ていると、市民が提案してホールを利用する等、自分たちが図書館の運営に積極的に関わることができるような仕組みが整備されており、非常に我々の感覚に近いものが多くなってきていると感じる。反面、職員の負担が多くなっているとも思うが、図書館自体に親しみを抱けるようになっていていいなと思う。
・今まで、中央図書館と学校の図書館は別々のものだったが、だんだんと融合していって近い存在になっていくとさらに親しみのあるものになっていくと思う。数年前から市内の学校図書館の司書教諭や担当者と連携しようという動きをしている。鴨宮中学校の生徒がビブリオバトルをして、勝ち抜いた本を中央図書館で飾るということをしているが、我々が見るととても新鮮。中学生の手書きのポップに感動するし、キュンとする。
・なるべくどの世代にも利用してもらえて、多くの人が集まる図書館が理想だが、何十年か先のことを考えると、この場所は多くの人を集められるような立地ではないと思っている。この周りはお店もなく、食事をとるところもないため、お昼を挟んで図書館にいるとなるとお弁当を持ってくるしかない。駅からも少し離れているので、仕事や学校の帰り、買い物のついでに寄る等の使い方は難しいかなと思う。裏返せば、静かに落ち着いて本に親しむ場所としては最適だと思う。図書館の役割、どういう図書館にしたいかを考えて、いろいろなことを実行していってほしい。
市長の写真
【市長コメント】
図書館を通じて、新しいコミュニティの人とつながるようなことができたらいいと思います。
本日、本の修理に少しだけ参加しましたが、関心をもっている人は潜在的に結構いると思いますので、皆さんの活動がもっと知られていけば、シニア層はもちろんとして、いろいろな世代の人が関わってくる可能性はあると思います。知的な作業ですし、成果を皆さんと喜び合えるようなことはとても大事ですから、私も折を見て紹介していきたいと思いますし、発信ができればいいと思います。

かもめ図書館フレンズの活動に興味のある方は、図書館(0465-49-7800)までお問い合わせください。

市長の日記から(抜粋)

 12日午前中は市立中央図書館(旧名:かもめ図書館)へ。「市民と市長の懇談会」として、様々なボランティア活動を通じて図書館の運営を支えてくださっている「かもめ図書館フレンズ」の皆さんの活動を拝見、意見交換をさせて頂きました。
 かもめ図書館フレンズは発足から20年余。書棚の本の整理や排列、傷んだ本の修理、児童書コーナーの飾りつけ、館外の美化、2階ホールにおける映画上映、各種イベント企画などのグループに分かれ、それぞれ毎月2~3回活動。青いエプロンを身につけ館内各所で活動をされている姿を、利用者の方は見かけることがあると思います。昨日は私もエプロンをお借りし、傷んだ本の修復作業を体験させて頂いたほか、フレンズの皆さんによる選書コーナー、上映会「かもめ名画座」のテーマに合わせた関連本のラック、季節ごとに入れ替わる折り紙の壁面装飾などをご案内頂きました。
 意見交換では、現在の会員51名のうち8名の皆さんから、活動の様子や課題などについて詳しく伺うことが出来ました。排架・排列にしても装備・修理にしても、たいへん地道な作業ですが、皆さん楽しんで取り組まれていることが素晴らしい。折り紙を使った児童飾りや映画・イベントも年々工夫が重ねられ、とても魅力的な活動となっています。こうした皆さんのボランティア活動を通じて、中央図書館の居心地の良さを作り出してくださっていることに、心から感謝したいと思います。
 岩本会長をはじめ皆さんが異口同音に仰っていたのは、会員の高齢化。ぜひ若い人たちにも関心を持ってもらいたいとのこと。「図書館」「本」に関わる各種作業は知的な愉しみに充ちています。多くの人たちにこの活動を知って頂きたいと強く感じた懇談会となりました。

この情報に関するお問い合わせ先

広報広聴室 広聴係

電話番号:0465-33-1263

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