令和5年度 多摩大学ながしまゼミ連携事業「おだじぎょ」
「おだじぎょ」プロジェクトでは、若者と市内事業所が交流することにより、若者が本市の魅力を再認識し、将来的に本市へのシビックプライド(市に対する市民の誇り)を醸成し、地域活性化につなげることを目的としています。
今年度は、中学生、高校生向けの「工場見学会」を開催しました。この工場見学会で若者達が市内事業所に興味を持ち、地元愛・郷土愛を育むきっかけになればと考えています。
なお、本事業の企画・運営は、全て多摩大学ながしまゼミの学生が行っています。
多摩大学ながしまゼミとは
名刺を作り、大学から飛び出して実社会のさまざまな事業活動の場に訪問します。同時に東京多摩地域や神奈川県の産業や行政、地域金融機関の支援策などを研究します。企業やNPO、行政、金融機関のイベントやマッチングをプロデュースします。
多摩大学ながしまゼミホームページより
事業所打ち合わせ会(令和5年7月14日)

工場見学会
テーマは、モノづくりの真実を学ぶ!
参加者の事前学修として、各事業所にまつわるクイズを大学生が作成し、回答したクイズを当日の参加チケットとして持参することとしました。(※事前学修とは…学問を学んで身につけること)
- 工場見学会の募集ページはこちらから

夏休み工場見学会クイズ(国立印刷局小田原工場) PDF形式 :292.6KB
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国立印刷局小田原工場(8月7日)
映像やパネル展示、体験装置を通じて、お札について学ぶことができました。
また、2024年7月前半を目途に改刷予定の一万円、五千円、千円の3券種についても理解を深めることができました。

概要説明

花王株式会社小田原事業場(8月22日)
化粧品の製造過程の見学のほか、COCOLAB(ここラボ)において「美」や「感性」を可視化する体験を行いました。
また、同社の研究員の方から「香り」について説明を受け、オリジナルの香りを作成しました。


研究員の方から説明を受けました
ワークショップ
今回の工場見学会の特別企画として、大学生がファシリテーターを務めるワークショップを実施しました。
「事業所」や「小田原市」に対するイメージやメリット、デメリット等について、ポストイットを用いて意見を出し合いました。
社員の方にも入っていただき意見交換をすることで、「実際に働いてみたい」と考えた若者もいました。




ワークショップのテーマ
事業所について
- 地域の事業所について、どのような印象を持っていますか。
- 地域の事業所があることで、あなたや地域の人々にどのようなメリットがありますか。また、デメリットはありますか。
- 地域の事業所の印象を良くするためには、どんなことができると思いますか。具体的なアイデアを出してみてください。
小田原市について
- 小田原市について、どのような印象を持っていますか。
- 小田原市に住んでいて、どのようなメリットがありますか。また、デメリットはありますか。
- 小田原市の印象を良くするためには、どのようなことができると思いますか。具体的なアイデアを出してみてください。
成果発表会(9月7日)
発表会は、大学生が司会・進行を行い、「おだじぎょ」の概要や工場見学会の報告、参加者の属性や参加者アンケートの分析結果報告が行われました。
大学生からは、「若者の小田原市への興味関心の高さ」「市民(若者)の率直な意見が得られるワークショップの意義」について認識を確認するとともに、「参加企業、参加者を増加させた小田原ならではの企画の考案」「小田原市との共創による中高生のシビックプライド醸成企画」などを、今後提案していきたいと話がありました。
また、「異なる事業所の橋渡しをしたことで、新しいビジネス展開や社会貢献が可能になった」など、本事業が企業間連携ハブとしての役割を果たすことも確認できました。
この情報に関するお問い合わせ先
企画部:政策調整課 未来創造係(おだわらイノベーションラボ)
電話番号:080-4429-6253